‘学習法’

カラフルなノートはダメ!

2013-10-26

昨日の中2英語での授業でのこと。助動詞のmustとhave to〜の否定文の違いを説明しはじめました。「これからとっても大事なことを説明するから集中するように」と前置きをし、板書をしながらの授業です。ふと見ると△△君が数色のペンを出してノートを取り始めました。その色でも足りなかったのか、隣の◇◇君から別の色まで借りようとしています。授業の中断です。

私 : おいおい、いつも言ってるけどノートはせいぜい2色でとれよ。
生徒 : (△△君は不満そうです)
私 : いいかい。キミは野球部だったよね。バッターボックスに立ったとき、今日の夜のおかずはなにかなぁ、なんて考えてるかい?
生徒 : そんなことは考えません。
私 : 授業もおんなじだ。本当ならノートなどとらずに、先生の説明をしっかり聞いてすべてを頭の中に入れてしまえば良いんだ。でも、忘れてしまうからノートをとる。
生徒 : はい。
私 : あくまでも大切なのは集中して私が言っていることを理解することでノートをとることじゃない。いろんな色を使おうとすると、そっちに気がいってしまい集中力が途切れてしまう。わかるか?
生徒 : なんとなく。

何度か書いたことがありますが、ノートをとるのにいろんな色をつかう生徒で学力が高い生徒は皆無です。色を使うことが目的化してしまい、本来の「ノートをとることの意味」を忘れてしまっているからです。筆入れの中には鉛筆orシャーペンと赤ペン、消しゴムが入っていれば十分です。いろんな色のペンは片づけてしまいましょう。

ノートをとることが授業の目的ではありません。集中して授業自体を理解すること。それがなによりも大切なことです。ノートは後で確認するためのメモでしかありません。授業中は頭を研ぎ澄まして授業そのものに集中すること。余計なものは省きましょう。

正しい答え合わせのしかた

2013-10-26

試験前は問題演習が多くなります。この問題演習。とにかくやってしまえば良い、といったやり方の生徒が多いのが実情です。答え合わせさえせずに、とにかくただひたすらに問題を解いていく。だまっているとみんなそんなやりかたをしてしまいます。

「きちんとマル付けしながら進めなさい」というと、答えが合っていたらマル、まちがったときは解答を写して書き込む、といった方法でマル付けをしていきます。これでは問題演習をしている意味がまったくありません。

何のための問題演習か。それは、自分が出来ていない分野、知識があいまいな部分、わかっていたつもりでわかっていなかった単元、それらを見つけ出し、しっかりとした知識として身につけるための演習なのです。

授業の中ではこんな学習をさせています。まず1回目の問題演習。マル付けをして間違った問題をもう一枚の問題演習プリントにチェックしていく。そして、もう一度その間違った問題を解いていく。

もう一枚のプリントがないようだったら、間違った問題に正しい答えをすぐに書くのではなく、空欄にしておいてあらためてもう一度解き直すことです。

こうした作業をしていかなければゼッタイに実力はつきませんし、問題演習をすることの意味がなくなってしまいます。

問題を解いている時よりも、マル付けをして解き直すときの方が大事な時間なのです。間違えたもんだいをどれだけ大切に出来るか、それが成績の良し悪しのすべてを決定していきます。

お薦めの低学年からの図形の学習

2013-10-26

立体図形が不得意な中学生は多い。一昨年からの小学生の新しいカリキュラムでは、小5で立方体と直方体の見取り図や展開図をあつかい、小6で体積をあつかうことになった。錐体については発展学習になっているので、学習するかどうかは先生しだいと言うことになっている。これでも、ゆとり時代よりはずっと学ぶ内容はふえている。

とにかく見取り図をしっかりと描けない中学生が多い。もちろん展開図はぐちゃぐちゃだし、立体を切り取った面について考えよう、となると思考停止になってしまう。彼ら、彼女らの責任と言うよりも、そうした学習をしっかりと小学校の時にやってきていないのだ。

ある意味では、今の時代はこうした不足する学習を親が何らかの形で補っていく必要がある。まともな塾に通っていれば、そうした立体図形の学習が足りないことを塾側がわかっているので補うことが出来る。miyajukuでも立体図形の学習には時間をかけている。といっても、うちの塾も小5からになる。出来ればもっと低学年からそうした「図形の見方」を学習する機会を子どもに与えていただければうれしい。

算数脳ブック

算数脳ドリル立体王 見える力編―小学2年~小学4年

この本など図形の学習にぴったりだ。金額も1,050円と手頃だし、いろいろなパターンの問題が掲載されていて、きっと子どもの食いつきもよいはずだ。miyajukuでは小5や小6の授業時にもにも利用している。

いわゆるPISA型の問題は今後もどんどん増えていくと考えられる。PISA型の問題を解くチカラは、家庭の教育力が問われるのは間違いない。親が普段から「なぜ?」「どうして?」という問いかけを子どもにしているかが分かれ目となる。

こうした本をつかって、いっしょに図形についての「なぜ?」「どうして?」に取り組んでみてはどうでしょうか。

日本語論理トレーニング

2013-10-26

小学校での学習で決定的に欠けてしまうのが、文章の論理的な読み取りです。

何度も書いたことがありますが、学校の国語の授業は「読んで何を感じたか」といったことを中心としたものになりがちです。

こちらも一昨年の新指導要領から改善された部分も多く、国語の教科書にも説明的な文章が増え、読解のしかたや論理的な展開で自分の意見を述べる方法、などといった単元も増えました。

それでもまだまだです。ことばというのは一定の規則に従って使われるもので、その規則に基づいてトレーニングをしなければ論理的な読解には結びつきません。最も良くないのは「なんとなく」といった読み取り方です。

そんな小学生の論理トレーニングに最適な一冊がこれです。出口汪の日本語論理トレーニング 小学六年 習熟編

私は小5編と小6編の習熟編を塾では利用していますが、各学年ごとに基礎編もあるはずです。書店で1,050円で購入できるはずです。ひとつひとつのステップの問題はそれほど分量も多くないので、子どもが自宅で学習することができます。また、解答編がとても詳しいので、お父さん、お母さんが添削することも可能です。

時間があるときに、親子でいっしょに「日本語で論理的に考えるトレーニング」に取り組んでみてはどうでしょうか。

算数、数学には「ひらめき」が必要なのか?

2013-10-26

算数や数学の問題を解くには「ひらめき」が必要だ、と言う指導者がいる。ある面で正しいかもしれないが、miyajukuでの算数、数学の指導では全く必要がない考え方だ。とくにこの夏の学習では脇に置いておいて良い。

大学入試で、それも国公立大の2次試験のレベルでは「ひらめき」が必要な問題はある。しかし、中堅私立中の入試問題、公立高校の入試問題、大学センター試験の問題などで「ひらめき」がなければ解けないような問題はそうあるわけではない。そうした問題が出題されたとしても、それが解けなければ合格点がとれない、というわけではない。

たいていの問題は、しっかりと学習してきた「型」で解くことが出来る。算数、数学の問題を解くには何よりも「型」をしっかりと身につける事が大切だ。「型」を身につけるには自分なりの工夫など必要ではない。指導者の下、丁寧に解き方を真似、それを反復演習して自分のものにすることだ。

算数、数学が不得意な生徒は、黙ってみているといつものまにか「自分勝手な解き方」をはじめてしまう。何でそんな解き方になるの、とこちらがびっくりするような解き方を発明している。その多くの原因は「めんどうくさい」ということだ。途中式を一行省いたおかげでとんでもない解き方に変わっていく。

中学受験の算数も「型」の学習がベースになる。差集め算ならば「全体の差を個々の差で割れば個数が求められる」という「型」をどれだけしっかりと自分のものにしているかだ。後は問題文を読んで「全体の差」がどれなのか、をしっかりと求められる訓練が必要なだけだ。

高校受験であれば、この夏の学習は「型」をしっかりと定着させることに学習の目標をおきたい。たとえば関数の学習。中2は一次関数、中3は二乗に比例する関数。二直線の交点、放物線と直線の交点。その解き方を身につける事が先にいっての入試問題を解く基礎力になる。

さすがに高校の数学の学習になると、ひとつの問題の解き方が数通りになることの方が多い。山の登り方が一通りではなく、いくつかの登り道があるようなものだ。そうだとしても、そのルートのひとつをしっかりと自分の「型」にすることに違いはない。どの「型」を選ばせるかは指導者の腕の見せ所だ。

とにかく算数、数学の学習は、まずは「型」を身につける事がすべてだということを肝に銘じておこう。「ひらめき」なんてものは「型」が身についた者だけが言える言葉だ。

国語読解問題を解く際の鉄則

2012-12-27

国語読解問題を解く際の鉄則です。当たり前すぎることですが、その当たり前がしっかりと理解できていないことが、国語読解問題を不得手とする生徒すべてにいえることです。しっかりと確認しておきましょう。

国語読解の基本姿勢は、「あなたがどう思うか、考えるか」ではなく、「筆者がどう思っているか、どう考えているか」ということをつねに考えて解答をしていくことです。

簡単なようでいてこれがなかなか難しいのです。なぜならば、みんなが学校で受けている国語の授業が、あなたがどう思うか、考えるかを中心とした授業になっているからです。要は、学校の国語の授業とは反対の姿勢で国語読解の問題にのぞんでいく、といった姿勢を持つことです。

難易度があがるほど、一見常識にあっていて選んでしまう選択肢が増えてきます。そうしたワナに引っかからないように、これって常識的にはあってるでしょ、ふつうこれでしょ、といった選択肢にぶつかったときには慎重に本文内容と対照することです。国語読解においては、素直さは禁止です。いつも「ちょっとめんどくさいオヤジorオバサン」になって選択肢を見るクセをつけましょう。

本文中のこの部分にこう書いてあるからこの選択肢が正しい、といった判断で問題を解いていくクセをつけることです。これはいつも意識していないとできないことです。国語読解不得意という生徒のほとんどは、自分勝手な判断で選択肢を選ぶクセがついてしまっています。まずはこれをなくすことです。

その他、以下のような点も当たり前すぎることですがもう一度しっかりとチェックしておいてください。

☆ 難易度の低い入試問題では、傍線部について問われた問題の解答は、必ず前後数行の中にあります。偏差値50前後の私立中入試や県高校入試はこのレベルです。

☆ 記述の問題ではできるだけ本文中の文や語句を利用するようにしましょう。自分なりの考えをたずねてくるような問題は基本的に出題されません。

☆ 論説文(説明文)は「起承転結」がはっきりしている問題文が出題されます。つまり、最初と最後の段落が重要です。間は読み飛ばしてかまいません。

☆ 繰り返される語(会話)、言い換えられる語(会話)、例えが使われる表現(心情)、対比される語(人物)などはキーワードです。チェックしながら読み進めましょう。

とにかく「なんとなく」という姿勢で国語の問題に取り組まないことです。いつも「根拠を明確にする」といった姿勢で解答を導き出すようにしましょう。

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