県立座間総合高校

今日は「県立座間総合高校」の説明会に行ってきました。県立高校がこうした形で学習塾の先生に学校の説明をする場を設けることはとても珍しいことです。

座間総合高校は、今春、ひばりが丘高校と栗原高校が合併してできた総合高校です。総合高校というのは、自分で計画を立てて授業をとり、3年間で卒業していく新タイプの高校です。基本的には学校側が時間割を組んでしまう普通科と違って、時間割は自分で組むのが特徴になっています。詳しくは「神奈川県総合学科高校合同Web」をご覧になってください。

現在、神奈川県にも10校の総合高校が作られています。それぞれの高校ごとに「スポーツ、情報、ライフデザイン、生活福祉・・・」などといった系列があって、多様な進路に対応できるようになっている、というのが総合高校のオモテの顔です。しかし、その多くの高校が、高校再編計画の中で、各学区の底辺二校を合併させて誕生させたという経緯があります。従って、学校のレベルはどこも低くなってしまっています。

さらに、そうした生徒が集まるにもかかわらず、時間割編成を自由に出来るので、「単位の取りやすい科目」や「出席確認がゆるい科目」などをとることが優先になってしまい、総合学科の当初の目的とは違った学校になってしまっている、というのが実際の姿です。登校時間も各自によって違う、学年毎のつながりも希薄、野放図な生徒たち、そんな実態が浮かんできます。

座間総合高校はそうした反省から、朝は全員がホームルームに登校し、時間割のほとんどを学校が決め、といったスタイルを当初から取り入れました。何のための総合高校なの? といったつっこみはしないで、とにかく現状の枠組みの中で「良い学校を作りたい」という先生方の熱意は感じられる学校です。

ただ、今春の入試では厳しい結果となっています。栗原高校という課題校のイメージを引きずってしまい、地元の評価は低かったのが原因です。それでも、少しずつ、現場の先生方の努力、広報活動は実を結んでいくと思います。今日もそんな感想を持ちました。

ただ、総合学科をはじめとした新タイプの学校が本当に必要なのか、しっかりとした検証が必要だと思います。民主党政権にはその点にもしっかりとメスを入れてもらいたい。