周辺高校の今春大学進学実績 国公立大学編

周辺高校の今春大学進学実績をまとめてみました。まずは国公立大編です。

先日の父母会で「何でみなさん国公立大に行きたがらないのですか?」という質問がありました。「行きたがらない」のではなくて「行けない」のです。首都圏にある国公立大学は、東大、東工大、一橋大・・・など10校ほどです。しかも、これらの大学には全国から受験生が集まってきます。難しいのです。とにかくその難易度は半端ではないとご理解下さい。それは、この表を見てもおわかりになると思います。

たとえば地域のトップ校である大和高校。卒業生は277名です。2割ほどが浪人する学校なので、受験者は350人ほどいたと考えてよいでしょう。国公立大への進学者は表のように「東大/1名、東工大/1名、電通大/1名、首都大/2名、横浜市大/3名、横浜国大/1名」の9名だけです。全体の3パーセントにも満たない数です。これが現実です。

この表を見てわかることですが、県立高校は大きく5グループに分かれています。国公立大にも100名近くの進学者を出す湘南、横浜翠嵐などの第一グルーブ。50名前後の合格者を出している小田原、厚木、川和などの第二グループ。10人前後の合格者を出す大和、相模大野、神奈川総合などの第四グループ。数人は合格者が出る海老名、座間、市が尾などの第四グループ。全く合格者が出ない第五グルーブ。このグルーブが県立高校全体の3/4という多数派になります。

県立高校の実力などこんなものです。この表を見てもわかるように、淺野、栄光、聖光などのトップレベルの私立の中・高一貫校には、どうあがいても太刀打ちできないのです。理由はいろいろありますが、国公立大の受験は5教科7科目が普通です。私立の一貫校は高2までで高校の範囲を終えて、高3は入試問題演習に時間をあてます。時間に余裕があるのです。あの「とんでもなくやさしい高校入試問題」が到達点でしかない公立の中学に通った生徒は、スタート時点でかなり後ろに位置してしまっているのです。

といっても、森村学園や自修館のような中堅の私立中・高一貫校でも国公立大には公立の第四グループと同じ程度の合格者しか出していません。この現実もしっかりと知っておきたいことです。必ずしも私立の中・高一貫校のシステムが万能なわけではないのです。

海老名高校へ前期選抜で進学するには学校成績が120/135は必要です。40/45ということです。5が5つと4が4つという成績です。かなり良い成績でしょう。それでも海老名高校から国公立大への進学者は数名しかいません。中学校の成績が40/45というのはそんなラインなのです。

120/135の成績があるのならば、厚木高校や川和高校を十分にねらえます。私はいつもそう言い続けています。その理由はこの表を見ていただければ一目瞭然でしょう。厚木や川和には、これだけ優秀な生徒たちが集うのです。県立高校は「どんな生徒が集まるか」がすべてです。まわりに優秀な生徒がいれば、自分もその流れにのっていけます。

大和と川和の「差」がどこにあるのか。ぜひとも考えてみてください。入学時の成績はそれほどかわらないのです。本当のトップ層がどれだけいるのか、それがこの2校の「差」なのです。大和には1名しかいない本当のトップ層が、川和には10名以上はいるのです。それが湘南、厚木ならば50人ほどいる。それが出口の違いになるわけです。

いろんなことを示唆してくれる表です。