週刊東洋経済「親と子で勝つ! 就活」

今週の週刊東洋経済は「親と子で勝つ! 就活」という特集になっている。早速、駅の売店で買って読んでみた。マスコミならではの「過剰な筆づかい」はあるものの、おおむね今の就活の実態を伝えていると思う。高校生、大学生の子供さんをお持ちのお父さん、お母さんは是非とも読んでおくと良いと思う。

「大学スタートではもう遅い!? 目指すは5年後 高校からはじまる就活戦」という記事があった。就活をはじめる大学3年生は「自分の長所は?」「自分の将来は?」「今までに自分が積み上げてきたものは?」といった自己分析をすることから就活をスタートさせる。しかし、こうした「自分」の根っこのところは、すでに高校時代に作り上げられているといっても良い。そういった意味では「就活はすでに高校からはじまっている」というのは正解なのだ。

何のために大学に行くのか、何をしに大学に行くのか、そうした明確な目的なしに進学したものが陥るのが、就活しても50社も100社も落ち続ける、といった現実だ。企業は、社会は、明確な意思を持たない学生を採ることはない。そうした明確な意思の根っこの部分は、高校から大学に進学する際に築かれていく。そこがあいまいなままだと、大学生活もあいまいなまま時間を過ごすことになる。

自分とは何なのか、何ができて、何ができないのか。何に興味を持てて、何に対しては拒否反応を示すのか。そんな自分は、高校時代の切磋琢磨の中で築き上げられていく。だからこそ、中学生は高校選択をしっかりとして欲しいし、自分のチカラで高校進学をつかみ取って欲しい。また、高校に進学したら、その中でしっかりと学んでいって欲しい。難しいことではない。1日、1日を一所懸命に、楽しく、充実して過ごせば良いのだ。

例年ならば10月から会社説明会などがスタートするのだが、今年は企業間の合意で12月が就活の開始となっているようだ。といっても、家の娘は昨日も都内某所で開かれたセミナーに参加してきた。世の中は理不尽だが、就活も理不尽だ。そうした理不尽な社会にこどもたちが最初にふれることになるのが就活だ。親は、そうした理不尽さの“楯”に少しでもなってあげられるようにしたい。過保護といわれるかもしれないが、昔とは違った理不尽さがあふれている今の時代。親が“楯”になるしかないと思う。