大妻多摩中学・高等学校

今日は「大妻多摩中学・高等学校」の説明会にうかがってきました。3年ほど前に受験した生徒が1人いましたが、学校説明会にうかがうのは初めてです。小田急多摩線の終点、唐木田駅を下りて徒歩10分ほど。大妻女子大学のキャンパス内に中学・高校の校舎も建っています。緑の多い丘の上に広々とした敷地があり、校舎も新しくゆとりを持って建てられていて抜群の教育環境の中にあります。この多摩地区というのは、小田急線や京王線、横浜線、多摩モノレールと多くの交通機関が交差していて、どこに出るにも便利な地域になっています。八王子にも新宿にも厚木にも40分という場所です。中央林間からもちょうど40分というところでしょう。

さて、難易度です。首都圏模試の80%合格ラインがSS57というもの。洗足学園よりは下で、聖セシリアよりは上というランク付けです。入試問題はとても素直な出題が多く、合格ラインは70%から80%と、かなりの高得点が必要とされます。今春の大学進学実績は「国公立大/23名、早慶上智/57名、GMARCH+理科大/189名、薬学・看護系/18名」などというものです。卒業生166名の実績ですから立派なものです。ちなみに大妻女子大に進学する生徒はほとんどいないとのこと。入学時の偏差値を考えると、6年間の学校の指導力がどれだけ発揮されているかがよくわかります。

今日も授業見学をしてきましたが、しっかりと前を向いて真面目に勉強する姿には圧倒されます。この授業風景を公立学校に通うお母さんが見たら、そのあまりの違いに倒れてしまうかもしれません。それぐらいピンと張り詰めた空気が授業を支配しています。そうでなければ、ほぼすべての生徒をGMARCH以上に進学させる指導はムリでしょう。

学校の理念は、創設者の大妻コダカの教えです。そういった意味で創設者の理念を継承している学校です。「ごきげんよう」という挨拶を皆さんは知っていますか? 私の娘が今の大学に進んで、内部進学してきた学生たちが「ごきげんよう」と挨拶をする、と聞いたことがあります。学習院だけの文化かと思っていたのですが、日本の学校の中には「ごきげんよう」を挨拶とする文化を持つ学校があるんですね。この大妻多摩もそうですが、北鎌倉女子中・高校などもそのようです。伝統的な女子校がそうした文化を持っているようです。

いい言葉だと思います。1日のどの時間帯でも使えます。相手への思いやりの心も込められています。何よりも優しい言葉です。すてきな言葉ではないでしょうか。そんな言語文化を大切にしている学校は、きっとすばらしい学校に違いありません。教室に先生が入ってくる。生徒も先生も「ごきげんよう」と挨拶を交わし、しっかりとした礼を交わす。授業のはじまりとしては理想的です。

大妻多摩が大事にしている言葉はもう一つ。「恥を知れ」という言葉だとのこと。これは決して他者に向かって投げかけるのではなく、自分に対して自戒の意味で投げかける、ということです。これもすばらしい言葉ですね。気持ちの良い女性たちが集う学校。大妻多摩はそんな学校でした。

私学に通わせてもらえる子供たちは本当に幸せです。