今時の就活 17

『今時の就活』というカテゴリーで息子の就活を書いていました。その息子も4月からとある商社に就職し、忙しい毎日を過ごしているようです。彼は、海洋生物資源学科を卒業し、商社の水産部門で鮭鱒グルーブに配属されるというように、大学で勉強したことが仕事につながっていったわけです。しかし、誰もがそうなるわけではありませんし、大学で学んだことと仕事がつながる人間の方が少ないのが実際でしょう。

さて、家には理学部生命科学科に通う大学3年の娘がいます。通い始めてみてわかったことですが、生命(生物)系の学問が仕事につながる可能性はかなり低いのです。つまり就職先があまりないということです。理学部でも化学科や数学科などの方が仕事にはずっとつながりやすいのが実際のようです。生命(生物)系の学部はトレンドですが、そちらに進学を希望している生徒は、このことをちょっと頭に入れておいた方が良いですね。同じような受験科目ですから、化学科や薬学科を志願した方が良い、ともいえるでしょう。

理系の場合は大学院に進むかどうかを3年次には決めていかねばなりません。しかも、私学の場合は授業料のこともあるので、国公立の大学院を受験することも視野に入れねばなりません。また、大学院に進むということは、大学の教員や企業の研究職に仕事先を見つけていくことも意味します。大学院を出て、自分の専門ではない就職、というのもまた難しいのが現実です。自分の専門にこだわらないのであれば、学部卒で就職をした方が良いのです。

家の娘もいろいろと考えた末に、この4月から夜は専門学校に通い始めています。いわゆるダブルスクールということです。理学部ですから授業も大変です。週に5日は実験があり、レポート書きに追われています。おまけに彼女は体育会の空手道部に所属しているのでその練習もあります。それでも何とか時間をつくって専門学校通いをし始めました。そこでは、憲法などの法律や、経済学、商学などの勉強をしています。つまり、学部卒で、理系就職ではなく、広く総合職としての就活を目指すつもりになった、ということです。

ここまでの間でいろいろと相談にのりました。そもそも私は「男だから、とか、女だから」といった発想を一切持ち合わせていません。ただし、女性として家庭を持ち、子供を産み育て、仕事も続けていく、ということの大変さは本人なりに理解しています。男女雇用機会均等法があっても、女性が社会で生きていくことへの援助が整っている職場などそうあるわけない現実もです。

専門学校の学費をどうするか、ということについては、奨学金をあてるなどという決めごともしました。昼は細胞とにらめっこ、夜は法律の判例とにらめっこ、という毎日を過ごしています。最終的にどうなるかは全くわかりません。インターンシップはこの夏からはじまり、秋からは就活がスタートしいきます。震災もあって不透明な情勢もあります。

ただ、これも進学してみてわかったことですが、娘の通う大学は就職がとても良いのです。世間的に「真面目な学生が多い」という評価もされているからでしょうか。とくに女の子の金融や公務員などへの就職はひじょうに良いようです。まぁ、そうしたアドバンテージも生かしつつ、自分なりに就活に挑んでいくのでしょう。

そんなこんなで、また、時々、今時の就活シリーズが復活する予定ですひよこ