今日の会合では、すでに先行して前後期選抜を一本化した埼玉県の例を挙げて神奈川県の入試がどうなるか、といった予想をしていました。いくつかの点でなるほどなぁ、と思ったことがあります。
1 私立の単願(推薦)進学者が増える その通りでしょう。新制度では不確定な要素がたくさん出てきます。早く決めたい、という親と子にとっては、1月中に決まってしまう私立高校の単願(推薦)に流れる家庭は出てくるはずです。とくに、今まで前期選抜に流れていた女子を中心にこの傾向は出てくるはずです。
2 全体の倍率は1.2倍ちょっとではないか この分析もあたっていると思います。今春の高校入試で前期で合格した生徒+後期の志願者が来春入試の公立高校志願者でしょう。その数字から推計すると、来春の公立高校入試のトータルの倍率は1.2倍~1.25倍のあたりになると予想できます。
3 定員割れをする学校が多数出るだろう これもその通りです。全体が1.2倍ちょっとの倍率と言っても、学校ごとに志願倍率は偏りが出るはずです。上位校と下位校では1.5倍をこえる倍率と思われます。となると、逆に志願者が集まらないで定員割れをする学校も出ることになります。20校~30校が定員割れをすることもあるかもしれません。ということは、2次募集をする高校もかなりの数になることもあり得ます。
あくまでも予想に過ぎませんが、こうしていろいろな模試会社の分析を聞く中で、私なりの来春入試の様子が少しずつイメージされていきます。つぎは、そうしたものをどううまくmiyajukuの生徒や御父母に伝えていく、ということです。出来れば受験生の保護者の方は、このblogを追いかけていただくことで新しい高校入試の姿をイメージしやすくなるはずです。