就活が4年次の4月開始に

政府が経団連などに、就職活動の開始を大学4年次の4月にするように要請をするようだ。

経団連の米倉弘昌会長(住友化学会長)は8日の記者会見で、大学生らの就職活動の解禁時期を遅らせるよう、政府から要請があれば、受け入れる考えを明らかにした。安倍政権は後ろ倒しの要請を検討しており、いまは12月から始めている学生向け会社説明会が、春ごろに遅くなる見通しが強まった。2015年春入社の採用から適用される可能性がある。4年制の大学生なら、いま3年生の学生からだ。 記事へのリンク

今は大学3年次の12月から会社説明会などが開始され、4月1日から採用試験が本格化するといったスケジュールだ。それが大学4年次の4月から広報活動、夏休みに入った8月に本格的な採用試験の開始、という日程で調整をしているという。現在大学4年生は採用試験の真っ最中だが、新3年生は大幅に就活が後ろにずれることになりそうだ。

どんな影響が出るだろうか。一番大きいのは「短期決戦」になるので、多数の業種を受けることが出来なくなり、採用活動をしぼり込むことが必要になることだろう。失敗してしまうと、今までであれば軌道修正して他の業種を受け直す、ということが出来た。それが不可能になる。

また、大手企業をまわってダメだった場合、中小企業の採用活動は今までであれば夏から秋におこなわれていた。それが、今回のことで秋から冬へとずれ込んでいく。中小企業にとっては良い学生が採りにくくなるかもしれない。

さらに教員採用試験、行政職、警察官などの公務員試験と企業の採用活動がかぶるようになってしまう。公務員の試験は5月から7月にかけておこなわれる。今までであれば、企業の採用活動を終えてからのぞめたのが、これからは同時進行になって受けづらくなる。教育実習などと就活がぶつかることも予想される。

いずれにしても、現在大学3年生のみんなは大変なことになりそうだ。

ワタシのこどもたちを見ていても、高校入試、大学入試、就活の中で、就活はダントツに面倒で苦しいものだ。先が見えないし、これ、といった指針もなかなかない。それがさらに流動化した場合、ストレスは相当なものだろう。いずれにしても「どういう仕組みになるのか」を早く決めることが大事だ。