国語力検定

学習塾にとっては、国語という教科は最も後回しになってしまう教科ですし、お父さん、お母さんの塾に対する要望も、数学や英語などの、わかるわからないがはっきりする教科にむきがちです。その指導法も学校の定期試験対策が中心で、本来の国語力アップにつながる授業は学習塾には不要なことも事実です。

しかし一方で、国語の力はあらゆる教科の土台です。また、社会に出てからは最も必要とされる力です。新しい高校入試では記述問題が多く出題されています。その国語力がここのところ極端に低下していると私は感じています。今の中学校や高等学校の国語の授業が、生徒たちの国語力アップに必ずしもつながっていない事実もあります。miyajukuとして国語のチカラをどのようにつけさせていくか。かなりな難問ですが、そのひとつの取り組みとして「国語力検定」を実施しています。

国語力検定試験は基本的にスコア制ですが、総合得点と5つの分野別得点によって級も認定されます。特級/大学生、社会人レベル。1級/高校2~3年生レベル。2級/中学3年生~高校1年生レベル。3級/中学2~1年生レベル。4級/中学新入生レベル。5級/中学新入生レベルとなります。

2012年は中学1年生から高校2年生までの塾生全員に国語力検定を受検してもらいました。小学生は国語力基礎検定です。結果は大変厳しいものでした。詳しくは書きませんが、ほぼ全員が、自分の学年として到達すべきところまで達していませんでした。「読む力、書くための力、聞く力、話すための力、総合的国語力」のいずれの分野も厳しい結果でした。

国語力検定については ここ  http://www.zkai.co.jp/kentei/about/result.html に詳しいことが掲載されています。

国語力検定

問題なども ここ  http://www.zkai.co.jp/kentei/news/1201.html からダウンロードできます。

学校の定期試験対策だけでなく、受験のための学習としてだけでなく、将来に役立つ国語力の養成。そうしたものにmiyajukuは取り組んでいます。2013年3月には、被災地支援映画「手のなかの武器」の上映会と同時に監督さんとのコミュニュケーションをおこないます。そうしたイベントを通じて、自分の意見を持ち、それを人に伝える。そんなことを通じて生徒個々の国語力アップにつなげていきたいと考えています。

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