お薦めの本 重松清「小学5年生」

私立中学受験の新小5クラス。少しずつ中学受験のための勉強に慣れていってもらえるように負荷は少なくし、徐々に増やしていくようにしていってます。宿題のチェックなどまだまだのところはありますが、今のところみんな順調にすべり出しています。

中学受験の場合、偏差値で55あたりを境にして「2科or4科選択の受験校」と「4科が必ず必要な受験校」が分かれています。「2科or4科選択の受験校」の多くは、定員の5割〜8割を「算、国の2科」で合格者を決めて、残りを4科目受験者から決める、という学校が多いです。

いずれにしても、選択の幅を狭めないように小5の段階では4科で学習を進めておくことをお勧めします。理科と社会は覚えることが多くて大変なので、という方も多いです。確かに4科にすると学習量が多くなってしまいます。ただ、最近の理科や社会の出題は、一問一答的な出題は影を潜めて思考力を問う問題が多くなっています。

理科や社会の学習をそうした観点から進めていくことは、国語や算数の力を伸ばすことにもつながります。そのためには、きちんとした指導者につくことが寛容です。ひたすらにドリル演習をさせる学習法ではなく、じっくりと「どうして?」「なんで?」と学習を進めていく場を持つことです。

新小5のクラスも学習をはじめて1ヶ月ちょっとが経ったので、そろそろ学習の負荷を高めていきます。今週からは感じの学習を、来週からは課題図書の要約をはじめていきます。3月〜4月の課題図書は以下の本です。

重松清は中学受験の国語の出題では定番です。なかでもこの「小学5年生」は短い作品が集まったものです。ひとつひとつは20分〜30分もあれば読めるものです。「もこちん」なんて小編は読書が好きでない男の子にもうけるおもしろい作品です。

どの作品も「えっ、ここで終わっちゃうの」という印象がありますが、その分、続きを考えてみようか、といった想像をかき立てることができます。なお、重松清の作品は、読み聞かせにも最適かと思います。読書嫌いのお子さんがいましたら、途中まで読み聞かせをし、続きは自分で読んでみようか、という作戦がとれますよ(^_-)