湘南白百合女子中学高等学校

この時期は私立の中高一貫校の学習塾向けの学校説明会が続きます。すべての学校にうかがうことは不可能ですが、校長先生が代わられたり、入試改革を進めていたり、miyajukuの生徒が受験希望だったり、といった優先順位をつけて足を運ぶことにしています。いずれにしても、自分の目で見て、空気を感じて、先方の先生方とお話をして、はじめて見えてくるものがあります。

今日うかがったのは「湘南白百合女子中学高等学校 http://www.shonan-shirayuri.ac.jp/chukou/」です。藤沢の片瀬というところにあります。わたしは、行きは藤沢駅から江ノ電バスに乗って、帰りは小田急線の片瀬江ノ島駅まで歩いて帰ってきました。バスは藤沢から15分ほど、1時間に数本はありました。片瀬江ノ島駅までは歩いて15分ほど。他に、大船駅から湘南モノレールという手段もあります。

立地は抜群の所です。屋上や中庭からは江ノ島や湘南海岸の海が見えます。学校のある場所は「ここどこなの?」というぐらい自然に恵まれたところです。白百合学園は、中学・高校が函館、盛岡など全国に5校あるというカトリック系の学校です。その他、幼稚園、小学校、白百合女子大学なども運営する大きな学校法人です。湘南白百合も、片瀬江ノ島駅の近くに幼稚園と小学校があり、この3月の入学者では内部進学で97名、一般入試で66名、帰国制入試で10名、という構成になっています。

首都圏模試の偏差値でSS0、四谷大塚の偏差値でSS52という難易度です。

今春の大学合格実績です。

国公立大・・・東京/4名、横浜市立/4名(内医学部2名)、横浜国立/3名、浜松医科/1名、お茶の水女子/1名、東京外語/1名、防衛医科大学/1名、琉球(医学部)/1名、信州(医学部)/1名、新潟(医学部)/1名、その他7名

私立大学・・・早稲田/40名、立教/34名、上智/32名、青山学院/31名、慶応義淑/27名、明治/24名、中央/19名、日本女子/19名、明治学院/18名、白百合女子/17名、北里/12名(医学部2名)、法政/12名、日大/12名(医学部2名)、成城/8名、杏林/7名(医学部3名)、昭和/5名(医学部3名)、東海/5名(医学部3名)、聖マリアンナ医科/3名、東邦/3名(医学部2名)、星薬科/3名など

卒業生は4クラスで180名ほどですから、とてもりっばな合格実績です。しかも、資料として「実進学者数の一覧」も配っていただけました。ほとんどの学校が「実進学者数」は出してくれません。湘南白百合という学校の「まじめさ」がうかがえます。

学校の様子、入試問題の分析などは稿をゆずりますが、来春入試からいくつか入試の変更をおこなうようです。下にはありませんが、算数1教科入試の実施が大きなニュースです。

算数1科での入試は、今春入試でも大きな広がりをみせました。男子校では、攻玉社、芝浦工大、高輪、鎌倉学園、立教池袋など、女子校でも、品川女子、大妻中野、などです。共学校にも多くあります。算数1教科入試が増えてきている理由は「STEM」という考え方からです。「Science」「Technology」「Engineering」「Mathematics」の頭文字をあわせたことばです。

人工知能(AI)が飛躍的に進化していく中、これからの子どもたちは「大きな変化」の中で生きていかねばなりません。そのときに必要なのは、論理性を持っていろいろなことに対峙でき、問題解決のための過程を論理的に考え、しっかりと判断を下す力です。そういった意味で、算数1教科入試を導入するということは、学校に入学後のカリキュラムも含めて改革がおこなわれる、ということも意味します。残念ながら、その部分については、今日の説明会では「後日に」ということでお聞きすることができませんでした。

ただ、医学部にこれだけの進学者を出している学校です。なんらかの意味で「論理的思考能力とそれを伸ばすための教育課程」を打ち出してくるはずです。もちろん、文系の進学者にとっても、こうした論理的思考能力は必要不可欠です。学校からアナウンスがあれば、このブログでもお知らせします。 続く