「中学受験する? しない?」セミナー

先週の土曜日は「聖セシリア女子中学」にて小学生対象の作文講習会でした。子どもたちが作文の講習を受講している間、別室にて保護者の方対象に、わたしが「中学受験する? しない?」というセミナーをおこないました。副題は「公立中学「で」いいのか、公立中学「が」いいのか考えたことがありますか?」というものです。

下の図は当日のパワーポイントの1枚です。

いくつかの週刊誌から抜粋してきた、今春大学入試での早稲田大学への合格者数をまとめたものです。色分けは、黄色が県立・市立高校、青が中学からの募集のみの私立校、赤が高校からの募集のある私立校です。

なにが言いたかったかというと、高校からの募集のある私立校で、ある程度以上の進学実績のある学校はほとんどありませんよ、ということでした。赤く色分けした私立校でも桐光学園、山手学院、鎌倉学園と、中学からの募集がある私立校です。高校からのみの募集の私立校はここには名前がないといってもいいでしょう。

もちろん、早稲田大学への合格実績だけで高校の実力のすべてを見ることは出来ません。それでも、この色分けからわかるように「公立中学に進学すると言うことは、県立・市立の公立高校に進学することを選択した」ということにつながることは間違いありません。そうした観点から、中学受験をするか、しないかを考えることも大切だとお伝えしたかったのです。

また、入試制度の違いも小学生のお子さんをもつ保護者の方は見逃しがちです。私立高校受験はほぼ学校の成績だけで合否が決まります。当日の入試は形だけのものになっていて、それで合否がうごくことはほとんどない仕組みです。しかも、学校の成績は絶対評価になっていて、こちらも授業態度や提出物などといったものが成績に大きくかかわっていて、定期試験の得点だけで成績がつかないのです。

親世代が高校受験をしたときには、まだまだ高校からの募集をしていた私学がたくさんありました。今は、私学側が中学受験で生徒を募集し、6年かけてしっかりと育てていくという方針のもと、高校からの募集をしなくなっているということです。私立中学受験をするか、しないか、のひとつの観点として、高校受験についてもしっかりと考えるべきだ、ということをお話ししまた。

セミナー後のみなさんの感想は、ほとんどが「良かった」「とても良かった」というものでした。ほっとひと安心。当日の参加の方で何か質問がある方は、下記の質問サイトからでも良いのでご質問ください。

https://peing.net/ja/miyajuku