何の意図があって17校すべてが特色検査なのか全くわからない

昨日の話の続きです。

現中2が高校入試をする年から17校の県立高校が特色検査を採り入れる、という県教委からの発表でした。

miyajuku周辺校で今まで特色検査を実施していたのは「厚木高校」と「希望ヶ丘高校」でした。それが「大和高校」「川和高校」「横浜平沼高校」と一斉に特色検査を導入するという影響ははかりしれないほど大きいものがあります。

まず、まともな大学進学実績をあげている県立高校に進学しようと思えば、必ず特色検査があることになります。入試に占める特色検査の比率がどうなるかわかりませんが、仮に200点としましょう。これらの進学校は、内申:入試:面接の比率が300:500:200が普通なので、これに特色の200点が加わりも合計で1,200点満点で合否が決まります。学校成績以外の要素がかなりふくらみます。

つまり、今まで以上に学校成績以外の部分で合否が決まっていく、ということになります。

それが子どもたちに与える影響を県教委はどのように検証したのでしょうか。中学校での学習を丁寧にやっていては、とてもじゃないがこれらの「進学重点校」「進学重点エントリー校」に合格することはできなくなってしまいます。難易度の上がった入試問題への対応だけでなく、特色検査への対策をもしなければならないからです。その比率が高校入試を突破するには大きいのですから、そうせざるを得ないでしょう。

特色検査を嫌う受験生は、その次のレベルの高校に流れ込むことも考えられます。この周辺では、海老名高校、座間高校、松陽高校、市が尾高校などです。当然、そうした高校も難易度が上がると思います。今でさえ、県立高校が二極化(上位校と下位校)しているのに、その傾向にますます拍車がかかるでしょう。上位校は倍率が出て激戦に、下位校は定員を割って誰でも入れる、ということです。

県教委が「高校受験を活性化させ、できる中学生は今以上に勉強をさせよう。下位層の生徒はまぁいいや」という意図を持ってこうしたことを決めたのなら良いのですが、そんなことを考えるはずもありません。そもそも「特色検査」って学校の「特色を出すため」のテストなのに、それも「県教委が作成した共通問題」にするって、特色ではなくなってしまいます。

いやいや、こう書いてきてみて、どうして17校すべてに特色検査なのか、なぜ共通問題なのか、それが意図するものは何なのか、全くわかってきません。