「神奈川県高校入試問題への最終確認」その3 理科・社会

「神奈川県高校入試問題への最終確認」その3 理科・社会

県入試まであと10日になりました。県高校入試への最終確認。最後は「理科」と「社会」です。

県入試の理科の最大の特徴は「文字の圧力」ということです。とにかく「何が問われているのか」にたどり着くまででもかなりの文字量を読まねばなりません。さらにそれに加えて「図表やイラスト」までも参照させられるという出題です。もちろん、ここまでの学習で、受験生はこの「文字の圧力」への対応は万全かと思います。

ということで、ここからの理科の学習は、国語と同じように「良質な予想問題」を50分でしっかりと解く演習を数回分やることです。これで「文字の圧力」に対応するチカラを維持していくことです。

さらに直前まで「知識」の部分をしっかりと復習し続けることも継続しましょう。学校の試験のように一問一答的な出題はないですが、それでも「知識」がぐらついていると解答は導き出せません。「理科のまとめ」のような参考書でしっかりと知識の復習を続けることです。

もうひとつ。理科は数学と違って「問題の難易度」が識別しにくい教科です。それが理科の難しさでもあるのですが。そんな中、計算問題は比較的に易しい出題が多いです。昨年の出題でも「密度の計算」「電気抵抗を求める」「発熱量」「1時間あたりの蒸散量の計算」「温暖前線の進む速さの計算」となっています。計20点分の出題です。たとえば電気抵抗の問題など、もちろん、文字の圧力はありますが「電圧÷電流」という公式にあてはめるだけ。中学で学んだ理科の計算公式はしっかりと確認しておきましょう

社会は昨年の出題が急に難易度を増し、試験中に泣き出した子も出たほどでした。ただ、今年は揺り戻しで易しくなるはずです。とはいっても、難敵であることは間違いありません。なにが難しくなったかというと、理科と同じような「文字と図表の圧力」にくわえて、選択肢から解答を選ぶのに複数の思考回路を必要とするところです。決して記述でないことはわかっていますよね。記述は公民で「6字以上15字以内」の一問だけです。

複数の思考回路というのは、歴史の問題で「古い順に並べ替える」という問題でも、年表のある時期の中の出来事を6つの選択肢の中から選ばせ、その中で3番目のものを選ばせる、といった出題です。しかも、いくつを選べば良いかも指定されていません。また、ひとつの問題の中に空欄を複数個空けておいて、そこにあてはまる語句を図表を参照しながら答えさせる、などという問題もあります。

これらの問題への対処は、やはり「良質な予想問題」を50分の時間内でしっかりと解く演習しかありません。

と同時に、理科と同じように「一問一答」的な出題は少ないですが、だからこそ「しっかりとした知識」が解答を導き出すには必要になります。試験の直前まで、知識のチェックを続けましょう。様々な事柄の「流れ」を知ることが大切なので、教科書を徹底的に読み込むことを薦めます。

ここまで来ているので、地理は世界地理なら「地球の姿」「気候と人々の暮らし」など、日本地理なら「日本の気候」「日本の産業」などの部分を読み込みましょう。歴史は「幕末〜戦後の高度経済成長」の部分です。この部分の出題が多いですし、出題内容も高度なものが多いです。古代や中世はもういいです。公民は教科書の最後の方の「国際社会の仕組み」「国際社会の様々な問題」の部分です。学校ではほとんど勉強してないところですが、県入試の出題は多いところです。

もう一度言っておきます。社会の学習は「一問一答的な語句の学習」ではなく、「流れをつかみながらの教科書の読み込み学習」をすべきです。浅いレベルでの語句の知識など、県入試の社会にはまったく役に立ちません。「どうして」「なぜ」をしっかりと確認しておくことです。

あと10日。まだまだチカラは伸ばせます。各教科数点のアップでも十数点になりますよ。合否は本当に1点で決まります。それが入試です。