8月の「読む蔵」の紹介と「自分の“木”の下で」

夏休みです。ある程度まとまった時間がとれます。4月以来、読み終えていない「読む蔵」の作品をどんどん読んでいってしまいましょう。

また、小学生については「語彙トレ」という冊子を使っての「語彙力アップ」もおこなっていきます。文脈の中で「語彙」を理解することが大切なことはいうまでもありません。

8月の「読む蔵」の作品紹介です。

pdfでのダウンロードは ↓ を

https://miyajuku.com/wp-content/uploads/2017/07/book_08.pdf

一冊だけ紹介しておきます。

「自分の木」の下で  大江健三郎

この本は「若者の自立」を主題にした本です。「なぜ子供は学校にいかなければならないか」「なぜ人を殺してはいけないのだろう」「自殺してはいけないわけ」などといった問いかけに対して大江さんが答えてくれます。いろいろな意味で「これから」が見えなくなっている今、大江さんがいうように「ひとりひとりが真の意味で自立」することが求められています。この本は大人が読んでも十分に「生きるためのチカラ」を得ることができる内容で、そういった意味では夏休みに親子でよむのに最適なものです。また、子育てにお悩みの方、どんな子どもに育って欲しいのかといったことについてもたくさんのヒントのある本です。お父さん、お母さんも、ぜひともAmazonあたりでポチッとしてみてください。文庫本もあります。わたしも20代前後の時に大江さんの本をたくさん読みました。「飼育」「死者の奢り」・・ 久しぶりに読み返してみます。

「読む蔵」をきっかけとして読書体験を広げられたら良いですね。

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