「徹底的な二極化」ついて

日曜日の保護者会には30名ほどの父母の方にお集まりいただきました。ありがとうございました。Googleのフォームを使ったアンケートをお願いしましたがまだ回答を受付中です。よろしくお願いいたします。

当日の話しの中心のひとつは、大学受験、高校受験でおこっている「徹底的な二極化」ついてです。

大学受験では大きくふたつのことが動いています。ひとつは、[su_highlight background=”#fddfc7″]首都圏の私大の定員の厳格化により、早慶上理、GMARCHあたりの私大の入試が極端に難化しています。その影響で、日東駒専+神大あたりの入試もかなり難化[/su_highlight]しています。それに対して、[su_highlight background=”#fddfc7″]首都圏の私立大学の半数以上が定員に満たない状態[/su_highlight]です。その上、来春入試でも新設の大学、学部があり、定員の充足にあくせくする大学は厳しい状態です。つまり、多くの大学では「大学入試」そのものが存在していないということです。さらに2020年の高大接続改革が待っています。指導要領の改訂も間近です。うねりのように子どもたちを取り巻く様子が動いています。[su_highlight background=”#fddfc7″]お父さん、お母さんが18歳の時の常識は全く役に立たない状況[/su_highlight]になっています。

高校受験も同じ流れがあります。今春入試では[su_highlight background=”#fddfc7″]県立高校の三十数校が定員を割って2次募集をする半面、1.3倍~1.5倍という高倍率の受験となる高校があります。[/su_highlight]高倍率の高校は上位校です。難易度の上がった入試では、500点満点で150点前後でも合格できる学校も多数あり、逆に400点をこえないと合格できない高校もあります。しかも、県教委も湘南、横浜翠嵐、柏陽、厚木の進学重点校に続いて、進学重点エントリー校を指定。[su_highlight background=”#fddfc7″]それらの学校に人的資源や予算を重点配分していく[/su_highlight]、と言っています。今までの県立高校のあり方は、どちらかというと「おしなべてどこも同じ」というものだったのが、ここでも「二極化」が進んでいる、ということです。

こうした「二極化」の流れの中で、何を基準として学校選びをするのか、というのはとても難しくなっています。お父さん、お母さんが経験した頃のように、[su_highlight background=”#fddfc7″]志望校を決めてそこに向かって努力する、といった単線思考的な受験スタイルは今では難しくなっている[/su_highlight]ということです。しっかりと情報を集め、自分の置かれている現状を冷静に分析し、どの受験が自分にとって有利なのか、不利なのかをしっかりと見極めていく必要があるということです。とてもめんどうですし、分かりづらいですし、ごちゃごちゃしています。でも、それが「今」なのですから、そうしたことを受け入れ、お子さんと一緒になって考えて進んでいくしかない、ということです。

とくに二極化していく中での上位受験にならない場合、ともすると「流されっぱなしの受験」になりがちです。[su_highlight background=”#fddfc7″]しっかりと「なんのための受験なのか」「受験の先に何を見るのか」ということをしっかりと考えていきましょう。[/su_highlight]高校も大学も多様化しています。[su_highlight background=”#fddfc7″]単純に偏差値だけでは割りきれない部分がたくさんあります[/su_highlight]。良いアドバイザーを見つけて、その意見も聞きながら、親子で一緒になって進んでいく必要があります。決して人任せにせず、めんどうでも自分たちでしっかりと考えていきましょう。

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