冬休み中はインプットの学習も採り入れよう
入試直前のこの時期。学習がアウトプット中心になりがちです。しかし、せっかく時間がたくさんある冬休み中です。少し、インプットの学習も取り入れましょう。
アウトプットの学習とは、過去の入試問題などをやり、できなかった問題を解き直し、といった学習法です。インプットの学習とは、学校で新しい単元を先生の講義を聞きながら学ぶような学習です。
確かに、この時期は自分が受験する学校の過去問題を解き、その傾向を知り、できなかった問題を何度も説き直す、といった学習法が大切です。しかし、そんな中で気づいた「自分の弱点」ともいうべき教科、単元について、もう一度ていねいに学習する機会を持つことも必要だということです。
たとえば、大学受験で日本史を選択する君が過去問をやっていく中で「土地制度史がちょっと不安だな」と思っているとしたら、この冬休みがそうした「穴」を埋めるためのラストチャンスだということです。高校受験をする君にとっては、公民の経済分野が学校でもきちんと習ってないしよくわからない、ということだったら、同じくこの冬休みにしっかりと学習することが必要です。
1日に10時間ほどの受験勉強(もっとやろうと思えばできますが)が可能な冬休み期間だからこそ、こうしたインプットの学習もできる時間があるのです。いといっても何もかもできません。教科も単元もしぼり込み、ここはというところをインプット学習してみましょう。なにをするのが効果的かは、今まで君の学習をずっと見てきた「先生」にアドバイスを求めてみましょう。
冬休みもあと10日ほどです。1日に10時間の学習として100時間しか残っていません。プランニングをしっかりとして、むだのない学習をしていきましょう。