周辺県立高校にどの地域から生徒が通って来ているのか
高校選択の上で重要な観点のひとつは立地です。学校がどんな環境にあるのか、という意味でも重要ですが、それ以上に、どの地域から生徒たちが通って来ているのか、ということがその学校の雰囲気を決める上で大きな要素となるからです。
miyajuku周辺校をそんな視点から眺めてみました。
大和高校 横浜市/52% 大和市/13% 相模原市/10% 川崎市/8% 座間市/4%
海老名高校 相模原市/20% 厚木市/19% 海老名市/11% 座間市/8% 大和市/8%
座間高校 厚木市/18% 相模原市/17% 海老名市/14% 大和市/13% 座間市/9%
大和西高校 大和市/24% 相模原市/18% 座間市/16% 横浜市/15% 海老名市/8%
大和高校は横浜市の生徒が多いです。それもほとんどが女子生徒でしょう。川和高校が難しくなり、運動系の部活動も盛んなので、そうした雰囲気に合わない生徒が田園都市線で駅近の大和高校に押し寄せているのですね。それが倍率を押し上げています。海老名高校、座間高校は近隣の市からまんべんなく集めているようです。大和西高校も田園都市線で横浜方面の生徒が来ているのがわかります。
湘南高校 横浜市/30% 藤沢市/18% 川崎市/7% 鎌倉市/6% 茅ヶ崎市/6%
鎌倉高校 藤沢市/38% 横浜市/19% 鎌倉市/16% 茅ヶ崎市/11% 大和市/3%
希望ヶ丘高校 旭区/15% 藤沢市/11% 瀬谷区/7% 泉区/6% 戸塚区/6%
市ヶ尾高校 川崎市/29% 青葉区/22% 都築区/19% 緑区/13% 港北区/6%
元石川高校 川崎市/35% 青葉区/25% 都築区/20% 緑区/11% 港北区/3%
上位校になるほど広範囲から生徒が集まり、中堅校になるにしたがって地元からの生徒が多くなる、という傾向があります。同時に、駅近なのかどうかもいろんな地域から生徒が集まるかの要因です。たくさんの地域から集まる学校ほど、倍率の上下が年ごとに大きいことも傾向としていえます。地元が多い学校は倍率はそれぼと大きく動きません。
いずれにしても、志望校を決める上で、どの地域の生徒がたくさん集まっているのかということにも注目してみて下さい。
これらのパーセントは「全県模試」さんのデータから取り出しました。