新学期にあたり親が注意すること
今日はあちこちで入学式、新学期のスタートです。春のぽかぽか陽気ですし、桜の花もほぼ満開で、新しい出発をお祝いしてくれています。入学、進級、おめでとうございます。
さて、新しい環境のスタートは、夢や希望もはぐくむ半面、そこでやっていけるかどうかの不安もある時期です。
新しいクラスの雰囲気になじめるかな、担任の先生はどんなひとだろう、友だちがつくれるかな・・・ 様々に子どもたちは不安をかかえているはずです。そんな時期だからこそ、保護者の方には、積極的にお子さんに話しかけることをしていただきたいです。
ただ、話しかけるといっても、友だちできた? や、新しいクラスの雰囲気はどう? なんてストレートな質問は厳禁です。そんな質問をしたって思春期の子は「うるさいな」で終わってしまいます。そんな質問をするより、一緒になって遊んだり、料理を作ったり、ゲームをしたり、でよいので時間を共有したいです。
時間を共有すると、子どもから話してくるはずです。話さなかったとしても、時間を共有することは、子どものストレス解消にはなっているはずです。とにかくお母さん、お父さんが、明るく、元気よくしていれば、お子さんもそれだけで心の安定を得られるはずです。
いつもの時以上に、おはよう、いってらっしゃい、を大きな声でかけてあげたいですね。スマホの世界など、閉じられたデジタルの世界に入りがちな今の時代。家族で花見に行ったり、新緑の中をハイキングしたり、と外に出るのがいちばんかと思います。
いつでも何かあったら全力で守るよ、親のそうしたメッセージは子どもに絶対に伝わるものです。一緒に過ごした時間が濃密であればあるほど、いざという時にお子さんは親を頼ってくるはずです。
春のスタートにあたり、さりげなく、お子さんと共有する時間を増やしてあげて下さい。そして、大きな声で挨拶を交わしてあげて下さい。