新高校1年生へ 3月の学習はこうしよう
高校入試が終わったばかりで、中学校では毎日のように卒業式の練習ばかりをやっているこの頃かと思います(笑´∀`) さて、そんな新高校1年生に、ここから4月までの学習について話しておきたいと思います。
今月の半ばまでには合格した高校の「入学者説明会」が開かれるはずです。そこで、高校で使う教科書や、学校ごとに使うことになる問題集などを購入することになります。同時に、新学期までにやっておくようにと大量の課題が出されることになります。課題の内容と量は進学する高校の偏差値帯によって違ってきます。一般に、進学校と呼ばれる学校になるほど、課題の質と量は大きくなります。
まず、みんなに心しておいてもらいたいのは、高校の授業は中学の授業ほど「やさしくない」ということです。「やさしい」とはどういうことかというと、みんなが理解するまで授業を進めない傾向があるということです。ということは、高校の授業は「理解するかどうかは生徒しだい」といった授業になるということです。とくに進学校になるほどその傾向は強くなります。
たとえば、この春に出る数学の宿題です。問題集の○○ページまでやってくること、などと出されます。解答も自分でやっておくこと、となります。よく見るとまだ未習の範囲です。だいたい「式の展開や因数分解、平方根、不等式」といった単元でしょう。これらを自分で学習を進めておくような課題が出されます。そして、4月になって授業がはじまると、こは課題でやってあるはずだから、とその先から授業は進んでいってしまうのです。
授業の内容も、基本的なところからスタートはしますが、そこにあてられる時間はわずかで、応用的な問題というか、解説が必要な難易度の高い問題を中心として授業は進んでいきます。基礎、基本は自分でやっておいてね、といった感じです。つまり予習をしていかないと授業についていけない、授業自体に参加できない、という状態になってしまうのが高校の授業だということです。
ここからの1ヶ月。そうしたことを頭においた上で勉強を進めていきたいですね。高校で学習する1ヶ月分ぐらいの予習は進めていきましょう。今は、無料の映像授業もたくさんあります。参考書や問題集にもQRコードがついていて、それを読み込むと映像解説が視聴できるものも多いです。その気になればどんどん予習が出来るはずです。
ここまで受験勉強に頑張ってきたのだから少し休ませてくれよ、という声はわかります。でも、よく考えてみてください。高校入試はゴールではないのです。その逆に「スタートライン」に立つための高校入試だったはずです。気持ちを入れ替えて前に進んでいくときですよ。