最新の大学入試情報 2025年春

首都圏で年内入試を東洋大学がはじめて昨冬実施し多くの受験者を集めました。それに対して文科省が「学力試験をともなう入試は2月1日以降に」とクレームを入れていたのですが、おおきく状況が動きそうです。

「讀売新聞オンラインから 20250327」

大学入試、年内の学力試験実施を容認へ…面接や小論文など組み合わせ条件

大学入試の実施ルールを検討する文部科学省の協議会が13日に開かれ、今年9月以降に実施される総合型・学校推薦型選抜(年内入試)から、従来は認められていなかった基礎学力を測る試験の実施を容認する方向となった。面接や小論文などと組み合わせることが条件。文科省が6月頃に通知する大学入試の実施要項に盛り込まれる見通しだ。

文部科学省
現行の大学入試ルールでは、主に学力試験で選抜する一般入試は「2月1日から」と定められている。しかし昨年秋、一部の私立大が事実上、学力試験のみで選抜する年内入試を導入。「一般入試の前倒しだ」との批判が相次ぎ、文科省は昨年12月、学力試験の期日順守を全大学に通知した。

ただ、受験生の基礎学力確認のため、年内入試で学力試験を課してきた大学は多く、文科省が高校や大学の関係団体に、入試ルール改定について意見を求めていた。

13日の協議会には高校や大学の関係者が出席。年内入試では、高校の調査書や推薦書の内容に加え、「小論文や面接、実技など2種類以上の評価方法を組み合わせる」「評価方法の一つとして、基礎学力を把握する試験を認める」とのルール改定案が示され、了承された。

結果的に「調査書や推薦書」の内容と「学力検査」という形で年内入試は容認の方向のようです。今年の冬は東洋大だけでなく、日大、専修大、東海大などの大学が今冬は年内入試を続々と実施しそうです。私大を第一志望とする受験生は、年内入試でおさえを作っておいて共通テストを受験せずに2月日程で本命志望校に挑戦していく。そんな受験形態がふつうになるかもしれません。

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