明大、脱バンカラで早慶超え 元証券マン理事長の改革
明大、脱バンカラで早慶超え 元証券マン理事長の改革 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO29965400X20C18A4000000?channel=DF070420172345&n_cid=LMNST011
予備校・塾などの受験産業側の勝手な区分けで、大学を「早慶上理」「GMARCH」「日東駒専」などと区分けすることがあります。しかも、この区分けは世間的にも広く通用していて、生徒もその保護者の方も、どちらかというと「絶対的な評価」として受け取られていることも多いのが事実です。
早慶上理→早稲田、慶応、上智、東京理科大
GMARCH→学習院、明治、青山、立教、中央、法政
日東駒専→日大、東洋、駒澤、専修
もちろん、今時の大学は、こんな大ざっぱな区切りで区分けできるものではありません。世間的な名前はそれほど通っていなくても、しっかりと学生を育てている大学はたくさんあります。それでも、こうして世間に流れ出してしまった「型」は、なかなかぬぐい去ることは難しく、とくに親の側が「せめてGMARCHには受かって」みたいな発想からしか子の大学受験をとらえられないのも実際です。
そんな中、明治大学が「GMARCH」からの脱却を図っている、というのが上記の記事でした。
親世代にしてみると、明治大学は「バンカラ」みたいなイメージで「男臭さ」がイメージかもしれません。しかし、今では、女子高生が最も受験したい大学になっています。都市のオシャレな大学、というのが明治大学の今時のイメージなんです。高校生が志願したい大学でもトップで、また、志願者数も首都圏でトップを走り続けていました。
細かいことは記事を読んでいただければと思います。
確かに、明治大学の受験は、どの学部をとっても「GMARCH」の中でダントツの難易度です。「早稲田、慶応、明治の首都圏私大ビッグ3」時代も近いのかもしれません。当然、そうした流れに持っていくために、明治大学が他の大学の学部をM&Aするなんてこともあるかもしれません。記事にもあるように、私立大が一部の学部を他大学に譲渡できるようにする法制度の導入が検討されているからです。
これからの時代、大学も淘汰と再編成の時代に入っていくはずです。
何度もいいますが、今までの常識、今までの考え、にとらわれることなく、親の世代も柔軟に子の進路を考えると同時に、時代の流れをしっかりと勉強し続けることが必要でしょう。