この時期の学習のポイント 中学生、小学生に向けて
3期制の中学では中間試験が終わり、高校も今週でほぼ終わります。塾も定期試験対策から通常の授業に戻ることが出来ます。そんなこの時期の小学生と中学生の学習のポイントについて書いておきます。
中3生 学校の学習の進度を意識するのはやめましょう。学校の進度で学習していては入試に間に合いません。10月中に中3範囲を「ほぼ終える」学習をすることです。11月の第1週と第2週は期末試験対策に学習時間がうばわれます。期末試験が終われば2月の入試本番に向けて「受験勉強」の本格スタートです。その時に大量の中3範囲が残っていたらどうしようもありません。とくに数学、社会、理科の3教科については、意識してペースをあげた学習をするときです。
中2生と中1生 2学期の期末試験まで3週間〜4週間です。遅かった学校の進度もここらあたりからペースが早まります。さすがに学校の先生も「このままではまずい」と気づくからです。さらに、学習内容も難しくなる時です。たとえば数学なら、中2生は図形の単元に、中1生は比例・反比例の単元に入っていく頃です。英語も、中2生は不定詞や動名詞、中1生は三人称や複数形を学習するころです。なんとなく、テキトーにしていては、結果として得点がとれなくなります。
小6私立中学受験生 過去問の演習をスタートさせましょう。過去問は時間を計って解き、その場で先生に採点してもらい、すぐに解き直しをすることです。このサイクルが重要です。志望校と抑えの学校の2校として、各年度ごとに2回分〜4回分の入試過去問があるはずです。過去3年分をやろうとすれば、十数回から二十数回分の過去問があることになります。これをここから1月末までの間で計画的に解いていくことです。過去問題は「宝の山」です。この過去問演習をしっかりとやることが、志望校合格の最短距離です。
受験をしない小学生 まずは今月末の漢字検定試験にむけて最後の仕上げをしっかりとやりましょう。漢字検定試験は、漢字の読み書きだけでなく、漢字そのものの知識を問う問題がたくさん出題されます。この検定試験に向けての学習は、漢字だけでなく語彙の力をグンとアップさせます。また、毎月の作文から良いものを書き直して「ニュース作文コンクール」に応募します。こちらも添削されたものをしっかりと確認して書き直しをしましょう。