神奈川県公立高校入試問題「国語」について
今日は、後回しにしてしまっていた仕事を次々とやっていきました。先ずは、神奈川県私塾協同組合の仕事として、今春公立高校入試問題「国語」の解答・解説の映像授業の制作です。他の組合員の方と分担して制作し、組合加盟塾の方には無償で、その他の学習塾、個人の方にも販売する目的のものです。
問2の解説だけアップしました → https://youtu.be/KhcN6XJcjnQ
せっかくですので、神奈川県の公立高校入試問題「国語」についてちょっとふれておきます。
先ず、国語は5教科の中で最も平均点が高い教科だと言うことです。
国語 65.6点 英語 56.1点 数学 56.0点 理科 45.3点 社会 41.8点
というのが、今春入試の合格者平均点です。平均点が高い、ということは、易しいということです。なぁんだ、と思いませんでしたか? ここで気を許してはダメです。易しいということは、国語で高得点をとらないと、他の教科では得点をかせげないということでもあります。
トップ校を目指す生徒で400点越えをねらうのであれば、国語は最低でも90点をこえなければダメでしょう。準トップで370点前後を目指す場合でも、国語は80点をこえたいです。他の教科ではなかなか10点を上乗せするのは難しいですから、とにかく国語はパーフェクトを目指すつもりで取り組みましょう。
さて、なにがそんなに易しくさせているのか、ということです。
とにかく「選択肢」がわかりやすいのです。問題文そのものはそれなりの難易度があります。今春入試での説明的文章もそれなりの難しさでした。ただ、設問に対する選択肢が、正解のものとそれ以外のものではっきりと分かれているんです。四択で3つまでの選択肢は「まずないでしょ」とはっきりとわかります。だから易しいのです。
ただ、逆にいうと、選択肢のなかにひとつだけ「わかりづらい」ものを入れれば、とたんに国語の難易度はアップする、ということです。県教委は55点前後に平均点を落ち着かせるような作問をしているかのようです。当然、国語の平均点は10点ぐらい下げて良いわけです。そのことはちょっと頭の片隅に置いておきましょう。
高校入試の解答・解説映像授業の販売は、今月末を予定しています。準備ができ次第、このブログなどでもご案内いたします。