「神奈川県高校入試問題への最終確認」その2 数学・国語
「神奈川県高校入試問題への最終確認」その2 数学・国語
2週間前の学習法、ということで書き始めたのですが、あと11日となってしまいました。それでもやることは同じです。
実は、数学という教科は県高校入試の中で最も安定した点数がとりやすい教科なんです。どうしてかというと、出題される単元がある程度わかっているのと、問題の難易度が識別しやすいからです。たとえば、問1は必ず計算問題、問2と問3は小問総合、問4以降は関数、空間図形、平面図形・・・などです。
ここから入試までは、問1〜問3をしっかりと得点出来る学習が中心です。ここまでで配点は50点前後になります。300点前後が目標得点の生徒は、ここで40点〜45点をかせいで、あとは、大問の(ア)だけをひろっていけば60点をこえられます。 とにかく毎日15分〜20分で良いので、過去問を中心に問1〜問3の演習を繰り返しましょう。
数学で高得点を目指す生徒は、問1〜問3の演習のあと、時間をはかって問4以降の問題を1題だけ解き、解き方のパターンをしっかりと復習しておくことです。関数、空間図形、平面図形は必出単元です。しっかりと学習しておくことです。確率、方程式、規則性などは何が出るかわかりません。時間に余裕があれば演習しておく、という程度にしておきましょう。
あと10数日となった今、国語はちょっと勉強がしづらい教科です。良質な予想問題を50分の中でしっかりと解く演習を入試までに数回できれば良いでしょう。良質な予想問題は、通っている塾でもらってください。塾に通っていない生徒は過去問でよいです。国語は10年前にさかのぼっても問題文の出題傾向はそれほど変わっていません。ただし、記述の量などは変わってきていますから注意です。
漢字は昨年からマークにかわりました。同音異義語、訓読みから音読みの漢字選択、などと、ちょっと変わった出題形式です。似たような問題はあまりないですが、同音異義語などにしぼった学習はしておいて良いでしょう。漢字の問題集などでそうしたページだけを学習しておくと良いでしょう。同じように問1に出題される短歌or俳句も過去問の演習で十分です。
何といっても国語は5教科の中で最も平均点の高い教科です。高得点を出したいです。ただし、今年の入試では難易度がアップするかもしれません。他の教科とのバランスが悪いからです。難しくなると言っても出題の形式が変わったりはしないはずです。
神奈川の国語の易しさは、何といっても「選択肢の易しさ」です。四者択一であきらかに違うものが3つあるから易しいのです。難しくするには、この選択肢の中に紛らわしいものを入れれば良いだけです。受検者のみんなは、そのことを頭においておき、丁寧に「消去法」をとるようにしてください。