来春公立高校入試での募集定員が削減された学校について
昨日も速報しましたが、神奈川県教委から来春入試での募集定員の発表がありました。当然ですが、募集定員が減れば志願者数が同じなら倍率は上がります。中3受験生にとっては志望校選びに際してとても重要なファクターとなります。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/prs/documents/r2teiin.pdf
miyajukuの生徒に関わり合いがある範囲で募集定員が減ったのは以下のような学校です。
- 七里ヶ浜高校 -40名
- 湘南台高校 -40名*
- 座間総合高校 -40名
- 藤沢清流高校 -40名
- 上鶴間高校 -80名*
- 厚木東高校 -40名
- 瀬谷西高校 -40名
- 綾瀬高校 -40名*
この中で*の印はインクルーシブ高校になります。湘南台も上鶴間、綾瀬も来春からインクルーシブ推進校になります。したがってインクルーシブの枠としてそれぞれ21名ずつが別に設定されています。
インクルーシブ教育は「共生社会の実現を目指して」という考えのもと「障がいのあるなしにかかわらずすべての子どもができるだけ通常の学級で学ぶため」の神奈川県の取り組みで、いくつかの学校がパイロット校として先行し、来春から本格的に多くの学校で採り入れられていくものです。
県のインクルーシブ教育の紹介
https://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/789173.pdf
https://kamitsuruma-h.pen-kanagawa.ed.jp/b/incl/1904034.pdf
定員の削減は、卒業する中3生の人数の減少から、とくに地域的に減少幅の大きい場所の高校を中心に県教委が設定しているようです。miyajuku周辺の高校に定員の削減校がほとんどないということは、この周辺では中3卒業生が減っていないということですね。
さて、定員の削減による倍率への影響です。普通に考えると「定員が削減された高校の難易度は上がる」となるでしょう。でも、そう簡単な話ではありません。
昔とちがって学区制ではないからです。とくにmiyajukuのある場所の周辺は交通の便が良いのでどこの地域にも出て行けます。「定員が削減されて難しくなりそうだから他に志願しよう」という心理が働くと、志願者が減ってしまうこともあるでしょう。
この後の模擬試験などの志願者動向などもみていきましょう。とりあえずは、今までの志望校をこの定員の発表で変える必要はありません。先ずは目の前にある期末試験にしっかりと取り組むことです。きちんとした実力があれば、定員が減ろうが合格はできます。