神奈川県公立高校入試での「面接シート」の書き方

多くの中学校でおこなわれていることですが、冬休み中のへ宿題で「面接シート」を書いてくる、というのがあります。「面接シート」というのは、神奈川県の公立高校を受験する生徒は全員が出願時に高校に提出するものです。

面接シートの書き方については中学校でも指導がされていますし、ネット上にはたくさんの「How to」の記事があるのでここでは書きません。ただ、子どもたたちが書いた「面接シート」がどうも「正しい情報」を元に書かれていないものも多いので、そこにしぼった記事を書いてみます。

面接シートそのものは評価されない

ここを間違っている生徒も多いです。面接シートはあくまでも入試の面接のときに利用される参考資料で、その面接での面接官と生徒とのやりとりのみが評価をされるということです。極端に言うと、面接シートの文字に誤字や脱字があったとしても、それで減点されるなどということはないのです。

もちろん、面接官も人間ですから、きたない文字で書かれた面接シートよりも、きれいに読みやすい字で書かれた面接シートの方が好印象をもつでしょう。ですから、丁寧に書くことはもちろん大切です。ただ、面接シートそのものがいくら良い内容でも、当日の面接官とのやりとりがダメだった場合は面接の評価は低くなると言うことです。

面接シートはあくまでも当日の面接をイメージしながら書く

ということは、面接シートは当日の面接官とのやりとりをイメージしながら書く、ということです。ここがもっとも重要です。中学校で書かされた面接シートを見ると、ほぼこの点が抜けているものが多いことな気づかされます。面接シートそのものをうまく書くことに注力されている、ということです。これはまったくのムダです。

つまり、当日の面接官に「こんな自分をアピールしたい」「だからこんな質問をぜったいにしてもらいたい」といった書き方が重要なのです。せっかくの自分のアピールのチャンスです。たった10分間の時間で自分をどう面接官に伝えるか。そのための手がかりとなる面接シートなんです。

面接シートを書くときには、まず「こんなことを面接官に質問してもらいたい」ということを箇条書きにしましょう。そして、それを面接シートに反映させることです。

観点を意識しよう

神奈川県の公立高校入試での面接は、あらかじめ各学校から「この部分を評価します」という「観点」が発表されています。この観点を見もせずに面接シートを書いている生徒がほとんどなんです。これはありえないことですよね。

だって「ここを評価します」ということを知らずに面接シートを書いても、評価されない部分ばかりを一生懸命に書いてしまっていた、ということになりかねないからです。観点はとても重要なんです。

共通の観点

どの高校の面接でも聞かれるものです。以下の三つです。

  • 中学校での教科等に対する学習意欲
  • 中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
  • 入学希望の理由

ここで大事なことは、必ず「未来志向の書き方をする」ということです。

学校ごとの観点

学校ごとの観点学校ごとの観点は以下の6っつのうちのいずれかです。

観点については県のホームページに一覧で掲載されています。 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r2/documents/001_kijunhyo.pdf

  • 高校での教科・科目等に対する学習意欲
  • 高校での教科・科目等以外の活動に対する意欲
  • 学校・学科の特色理解
  • 将来への展望
  • 面接の態度
  • その他の観点

県のページを見るとわかるように、ふたつの観点をあわせてひとつの観点とする場合とひとつひとつを独立した観点とする、というところまで書かれていますよね。そのぐらい高校入試の面接はしっかりと定められたルールに従っておこなわれているのです。

それを知らないで面接シートを書いてもどうしようもありません。極端に言うと「面接の態度」にチェックがない学校の場合、面接時の態度がどんなに悪くても減点できないということです。

多くの県立高校を訪問してわかったことは、高校の先生方はたくさんの資料を作り、研修をし、だれが面接をしても公平に生徒を評価できるようにきっちりと準備をされていると言うことです。

ですから、この「観点」というのはとても重要な要素なんです。

最後に

まとめておきます。

面接シートはあくまでも当日の面接の資料です。何を質問してもらいたいのか、といったことを強く意識して書きましょう。

観点をしっかりと意識して書くこと。それも「学校ごとの観点」を丁寧に確認してそれを柱とした面接シートを書きましょう。

良いですか。いくら良い面接シートを書いても、当日の面接がダメならどうしようもないし、観点しか評価されないんですよ。面接シートは「面接の資料に過ぎない」ということをしっかりと理解して書きましょう。