来春入試(大学入試、高校入試)の日程がほぼ決まりました。

2つほどとても大きなニュースが入ってきました。

大学入試共通テストは予定通り1月16日から

2021年から始まる大学入学共通テストについて、文部科学省が、予定通り2021年の1月16日から実施する方向で調整を進めていることがわかった。

https://www.fnn.jp/articles/-/51509

先日、文科大臣が「大学入試共通テストを2~3週間ほど後ろにずらし、新学期の開始を来年度に限って1ヶ月ほど後ろにずらすことを検討する」というニュースについてお伝えしました。コロナ禍で学校休校が続き、入試までの7ヶ月間ですべての当該学年の学習を終えることは不可能になったための措置でした。しかし、入試日程は変えず、という決定をしたというニュースです。

ただし、大学入試共通テストはすでに問題が作り終えているため、入試範囲の変更はありません。私大の入試はもともと範囲などあってないようなものですから、今まで通りの出題になることは間違いありません。結果的に、高3受験生は残された7ヶ月間でしっかりと学習をし終えることが求められます。すでに「総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜(旧指定校推薦、公募推薦)」の後ろ倒しは決定しています。これらの結果をみてから一般入試への準備を本格的にはじめる、ということはできなくなっています。

学校はゆるゆるとはじまっていますが、そんなペースに惑わされることなく、高3生は1月16日の新テスト、そして、2月からの一般入試をぐっと見据えての勉強にエンジンをふかしてください。何度もいっているように「受験生の伸びる夏」が今年は短いです。その分を1月になってから確保したい、と思っていたのですがそれがかなわなくなりました。1日の学習時間を1時間は延ばすことを心がけましょう。学校の宿題は「作業」の部分はもうやらなくて良いです。そんなムダな時間は残っていません。

神奈川県の公立高校入試は2月15日に

大学入試共通テストが予定通りに実施されることが決まったので、あわい期待をしていた「神奈川県の公立高校入試の後ろ倒し」はなくなりました。予定通りに2月15日に実施されます。同時に首都圏の私立高校入試も2月10日で決定です。

ただでさえ早すぎるこの日程がそのままで、しかも、学校が5月まで休校だったのですから、中3受験生にとって残された時間は少ないといえます。もう覚悟を決めましょう。やるだけです。入

東京都が来春入試での出題範囲の削減を発表

三平方の定理、中3の漢字などを除外 来春の都立高入試 https://digital.asahi.com/articles/ASN6C3TYBN6CUTIL007.html?iref=pc_ss_date

東京都が来春入試での出題内容を減らすことをアナウンスしました。減らされる分野は以下の通りです。

【国語】中3の教科書で学習する漢字

【数学】中3で学習する内容のうち「三平方の定理」「標本調査」

【英語】関係代名詞のうち主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法 ※同様の働きを持つ接触節も出題しない

【社会】公民的分野のうち、『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」、『私たちと国際社会の諸課題』

【理科】第1分野『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」、『科学技術と人間』 第2分野『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」、『自然と人間』

神奈川県や他の首都圏の公立高校入試でも同じような対応がとられるはずです。果たして範囲が減ることは受験生にとっての負担軽減になるのでしょうか。わたしはまったく逆だと思います。

たとえば社会で減らされるのは中3公民分野の後半部分です。いつもの年でさえ多くの中学校は10月ぐらいから公民分野に入り、その後半部分はほとんど未修のままで入試を向かえていました。それでも、この部分の出題は比較的に得点がとりやすい出題が多かったので問題はありませんでした。その範囲がなくなるということは、その他の部分での出題が増えるので学習量自体は増えてしまう可能性があります。

また、数学で「三平方の定理」がなくなってしまうと、昨年までの出題の中でかなりの分量の問題が消えてしまいます。それほど「三平方の定理」は様々なところにからんで出題されていました。とうぜん、その部分を抜いた過去問など探しようがなく、受験生にとっては「なにが出題されるのかわからない」ということになってしまいます。演習もしづらくなります。結果的に「範囲の縮小は受験生の負担増しか生まない」ということになります。

中3受験生にとっては、いつもの年以上に中1,2範囲が重要になるということです。この後の学習カリキュラムもそれを意識したものにしなければいけません。もちろん、それはわたしが一生懸命に考えます。

とにかく、来春入試はこれでほぼ姿を現しました。あとはやるだけです。