高校生とその保護者の方にお進めの1冊

受験と人生を考える ― 『17歳の時に知りたかった受験のこと、人生のこと』
こんにちは。miyajuku塾長です。
皆さん、元気にしていますか? 夏休みも終わって、そろそろ前期の期末試験が始まっている人もいるかもしれませんね。まだまだ暑いですが、9月の声を聞くと気持ちが引き締まるものです。
そして、受験生のみんな。1月・2月の本番まではあっという間です。今日は、そんな時期にぜひ読んでほしい1冊をご紹介します。
本の紹介:『17歳の時に知りたかった受験のこと、人生のこと』
この本は、ピーヤマさんという若手YouTuber(教育系コンテンツでも知られる)が書いたものです。普段のYouTubeではユーモアたっぷりに受験を語っていますが、この本はふざけなしの本音のメッセージが詰まっています。
内容はとても正直に「受験って何なのか?」「人生において受験はどんな意味を持つのか?」ということが書かれています。
「受験は平等な舞台」だということ
世の中は決して平等ではありません。
生まれ育った環境や通う学校で差があるのは事実です。
しかし、本書ではこう語られています。
「受験は平等な舞台なんだ」
高校が進学校であろうとなかろうと、大学受験は挑戦することができます。
たとえ中学や高校で少しつまずいたとしても、努力しだいでいくらでも未来を変えられる。
これこそが大学受験の最大の魅力であり、人生の中でも数少ない「努力が結果に直結するチャンス」だと強調されています。
学歴は「武器」であり「パスポート」
本の中で印象的なのは、学歴を「武器」や「パスポート」にたとえている点です。
もちろん学歴が全てではありません。けれども、社会に出ると「〇〇大学卒」という肩書きが就職や進路に大きく関わってきます。
あった方が間違いなく有利であり、ないよりも持っている方が選択肢は広がる。
だからこそ、いま取り組んでいる受験勉強は「未来の自分に渡す強力な切符」になるのです。
学部選びに悩みすぎなくても大丈夫
学校のキャリア教育では「どの学部を選ぶかしっかり考えろ」とよく言われます。もちろん考えること自体は大切です。
でも、この本は「学部選びにそんなに悩む必要はない」と伝えています。
総合大学なら学部を越えて授業を履修することもできるし、今はオンラインで別大学の授業を受けることも可能です。
つまり「将来を決める=今すぐに学部を1つに縛る」必要はないのです。
保護者の方にもおすすめの1冊
この本は受験生本人だけでなく、保護者の方にも読んでほしい内容です。
なぜなら、今の大学受験は保護者の世代とは大きく変わっているからです。
親子で一緒に読み、「こんなことが書いてあったけど、どう思う?」と話すだけで、受験をめぐって本音で語り合うきっかけになるでしょう。
まとめ
大学受験は、平等に与えられた最後の大きなチャンスです。
努力した分だけ結果が返ってくる数少ない場面でもあります。
『17歳の時に知りたかった受験のこと、人生のこと』は、そんな受験の「本質」を本音で語ってくれる本です。
受験生の皆さんも、そして保護者の皆さんも、ぜひ一度手に取ってみてください。
この本が、未来を考えるきっかけになることを願っています。
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