保護者面談
昨日、今日と、私立受験をするクラスのお母さんたちと個別面談を続けている。うちの塾の中学受験への考え方は、中堅校をねらってしっかりと学習していこう、という方針だ。中堅校、といっても抽象的だが、具体的には首都圏模試の偏差値で45~55前後の学校が目標となる。
こうした学校の入試問題は、いわゆる難問ではない。もちろん、小学校の学習だけで解けるものではないが、合格ラインの60パーセントをとるには、すべてを犠牲にして受験に取り組む、という必要はない。当塾ではテストも5年生では学期ごとにしか実施していない。どちらかというと、しっかりとした学習姿勢を身につけていくことが大切で、そうした意味では、受験しない小5・6年生より量的なものは必要にはなるが、質的なものはそれほど違いはない。
中学受験にしても、高校受験、大学受験にしても、どこを目標とするのか。それを見定めることが最も大切だ。目標が定まらないかぎり、勉強を組みたてることはできない。また、目標を定めるためには現状の把握も大切だ。中学受験では親がその役割を担い、高校受験では親と子が半々でそれを担い、大学受験では生徒がすべてそれを担う。そこに塾が情報を提供し、良き相談者となる。私の描いているイメージはそんな感じだ。
やみくもに「頑張りなさい」「勉強しなさい」では一歩も前進しない。