ここが切所のふたり
ただ今、中3は英検対策の最後の仕上げの“予想問題”に取組中。前回のテストが修学旅行とぶつかってしまい多くの生徒が受験できなかった。まさしくラストチャンス。集中して突破して欲しい。
さて、中2の○○と中1の△△の二人がここのところ塾を遅刻しがち、休みがちになっていた。嫌塾というか、足が向かないというか、そんな状況に陥っている。先日は△△のお母さんが見えられ、今日は○○がお母さんといっしょに見えられた。二人とも、お父さん、お母さんが懸命に努力なさって退塾を止めようとしてくれている。どちらのご家庭にも共通なのは、「一度逃げ癖をつけてしまうと、何度も同じことを繰り返すことになる。だから、退塾は認めない。」という姿勢だ。子供への指導としては本当に見習うべき姿勢だ。
△△は家族で槍ヶ岳に登ったこともある。「ひとりでやっていける」という△△にはこんな話をした。「・・・槍ヶ岳に登るにはもちろん体力、気力、自分の力がなければできないよな。でも同時に、そこに導いてくれるガイドって言うか、指導者って言うか、そんな人がいなければ登れないだろ。勉強だって同じだ。塾は勉強の道筋を示すガイド役なんだよ。いっしょに槍ヶ岳を目指そうよ。・・・」
○○も「ひとりでやっていける」という。「・・・考えてごらん。たとえば数学は、塾では三角形の合同の証明まで一通り出来るようになっているよね。次回のテストではそこまでは範囲にはならないけれど、理解が難しく時間がかかる分野だから早めにとりあげて何度も練習しているんだ。そんな見通しを自分で立てられるかい? それにどんな分野だって5回は繰り返す。その繰り返しを自分でやっていけるかい?・・・」
○○も△△もここを乗り切って欲しいと切に願う。同時にこれだけの信頼をいただいているのだ。こちらも今まで以上に精進する必要もある。とにかくご家庭の信頼に応えられる塾でありたい。