高3のM

授業が終わり、高三のMと個人面談。彼は中学からずっとmiyajukuで学んでいる。

「やっぱり横国を第1志望にしようと思うんです。」「それで、センターと2次試験の科目と配点は?」「・・・」答えられない。調べてみると『センター試験 5教科7科目(1500点満点)+2次が数学のみの600点』

「数学の配点が1000点もあるな。なおかつ、2次に理科がなくてセンターだけの400点か。ここを第1志望にするになら、早慶とは両立しないな。」早慶は数学+理科2教科+英語なので、理科の学習が重点的となる。横国は理科はセンターレベルの学習で、しかも1の範囲だけ。どちらかにしぼらないと「二兎を負うものは・・」というパターンになってしまう。Mはそれほど器用な人間でもない。

「いいかい、どこに行きたいのか。どこを第1志望にするのか。それを絞り込むことが最も重要なんだよ。第2志望以下はそのパターンにあわせて選んでいく。今の大学入試は、とくに国公立の入試は多岐にとんでいて、早めにそれぞれの大学の試験傾向にあわせた学習にしていくことが大切なんだよ。横国と慶応ではこれだけ受験科目が違うのだから、どっちにより行きたいのかをはっきりさせないとだめだよ。」

「やっぱり慶応の工学部に行きたいです。」「それなら物理と化学の学習と数学3までの学習を、しかも難易度の高い問題へ挑戦していくやりかたでいくんだな。」調べてみると『首都大学東京が5教科7科目(450点満点)+2次が3教科(800点満点)』 となっていた。これならぱ二次重視なので慶応への学習と両立する。

1慶応 2首都大or理科大 3明治・中央

このパターンでいくか、といったところで今日の話は終了。

とにかく、今の大学入試は各大学ごとに本当に特色をもっている。昔のように偏差値だけでは割りきれない部分も多い。疑問があったらまずは私に相談してください。予備校や学校ではアドバイスしてくれないことも、というよりもアドバイスできないことをきっちりと伝えますよ。

大学受験に精通しておくことが、高校受験や中学受験の指導に自信をもってのぞめるバックボーンだと私は思っている。

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