こどもとの会話
「高校の実力」という今春の各高校の大学進学実績を掲載した本を買った。データの話は後日と言うことで、その雑誌の特集に「今春東大に合格した家庭」の特集が載っていた。その数ページほどの記事を読んで「確かにそうなのだろうなぁ」と思った。「東大に子供を合格させた家庭」の70%が1日に30分ほど子供と会話の時間を持っていた、というのだ。
ちょっとした会話であれば継続できるだろう。だが、30分となると、親の方がよっぽと相手の話を引き出す話術を持っていないとなりたたない。お互いを「一人の人間と」として認めあった上での会話でなければ30分の会話はなり立たない。親子の間であれぱなおさらだ。さらに毎日30分の会話となると、親と子が共有する何かを持っていないとだめだろう。それこそいっしょに共通の本でも読んでいれば会話ははずむ。
実際、記事の中でも「親と子が共有するスペースを作ることを大切にしました」という話が書かれていた。「本棚はどの家庭にもありますが、子供は子供だけの本棚になっている。そうではなく、今の本棚に文学全集も漫画もライトノベルもごちゃごちゃに置いて、その中から同じものを読むことが親子のコミュニュケーションツールになっていく」
会話をすることでお互いが何を考えているのかが相手に伝わる。また、相手を知ることでお互いを尊重する気持ちも生まれてくる。受験直前になっていきなり子供のことを理解しようとしてもそれは無理だろう。そこに到るまでの「いろいろなこと」にどこまで親がかかわっていたかが家庭の教育力を決定するのだと思う。
自戒も込めて(^^)/
親子の会話が多いこと。それが子供の能力が伸びる家庭だ。