井の中の蛙にだけはなるな!
新しく高1になった生徒たちに声を大にして言っておきたい。
井の中の蛙にだけはなるな
中学と高校の大きな違いは、中学校には地域に住んでいる様々な生徒が集まるのに対して、高校には入試で選抜された自分の成績と似た生徒ばかりが集まっているということだ。君が通っている高校には、前後左右どこを見ても、自分の学力とたいして差のない人間ばかりがいるということ。
これから学校での学習がスタートするけれど、人間は自分の目に見える世界の中でしか生きられない。テストの結果なども、どうしても周囲の人間との比較でしかとらえられなくなってしまう。
でも、大学入試は、君たちが所属する高校の中で選抜がおこなわれるわけではない。もっと、広い、高校入試とも比べものにならない大きな集団の中で合否が決まっていく。まさしく、全国区の試験だと言うことだ。
学校の学習をベースにしていくことは大切だ。でも、いつも「外」を意識しておこう。クラスや、学校の枠の中ではなく、外の世界を意識していくこと。それを忘れないで欲しい。
高校受験で失敗した生徒。第1志望の学校には進学できなかった生徒。早く気持ちを切り替えて、3年後に向けてスタートを切ろう。3年間なんて「あっ」という間だ。
井の中の蛙にだけはなるな