理科実験教室

今日は月に一度の「理科実験教室」です。同時に高3生の「センター模試」も実施しています。今日の実験のテーマは、

1 電気の力で熱
2 これは超能力?
3 浮沈子ってなに?

の3つです。

「電気のエネルギーがいろいろなエネルギーにかわっていること」「糸の長さによって、振れ幅と振れる時間の違いはあるのか」「浮沈子の不思議からパスカルの原理を知る」の3つの気づきを目的としています。

理科実験教室をやっていて感じることですが、やっぱり「自分の手で道具をさわり、自分の目で確かめること」の大切さです。当たり前のことですが、その当たり前のことをどれだけ今の子供たちが実感できているか。

たとえば、電池を2個つなぐことだけでも、実際にやってみるとなかなか考えさせられる。同じ向きとは何なのか、どうして同じ向きでなければいけないのか。ある温度まで上がっていくのに、そこから先には上がっていかないのはなぜだろうか。そうした疑問は、自分で実験をしてはじめてうまれてくるものです。

私はこんな仕事をしているので、自分の子供たちには折に触れていろんな実験や体験をさせてきました。化石を掘ったり、レモン電池を作ったり、高山植物をスケッチしたり・・・ とくに意図してのことではなかったのですが、そんな積み重ねが大学で生物学を学ぶきっかけになっているようです。息子は今日から藻類学の実習に行っています。

そうは言っても、なかなか家庭で実験や実習をできる機会は持てません。理科実験教室は、そんなお父さん、お母さんの代わりをするものだと考えています。また、今年もバージョンアップして実施する7月の「海をまるごと体験しよう」という体験学習も、そうした子供たちの将来への「何かのきっかけ」作りになれば、と思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次