私立受験の小6生たち
いつもの土曜日がスタート。土曜日は時間がたくさん取れるので受験学年の授業が中心になる。午前中は私立受験の小6、午後は公立一貫校受験の小6、その後、高3、中3と続いていく。そのすべての授業を私が担当している。合わせて11時間の授業。疲れないはずがない。土曜日はとにかく体力、知力のすべてをしぼり出す日になっている
といっても、何もかもすべて一人でやっているわけではない。午前中の小6と小5の授業は映像教材を活用している。小6にとっての受験算数は、学ばなければいけないことも多いし、難易度の幅も大きい。集合や確率など高1で学ぶ内容さえ学習する必要もある。その逆に普通の小学生が学ぶ「単位量あたりの数」の理解さえはっきりしない生徒もいる。
miyajukuでは、受験算数を学ぶ日と、学校レベルの算数+αを学ぶ日を分けて、並行して学習を進めている。土曜日は、この学校レベル+αの学習になっている。だから、個々に学んでいる内容も違っている。
今日のある段階での5人の生徒たちの学習内容は、
Aさん・・単位量あたりの大きさ
B君・・円の面積と周りの長さ(複合図形を中心に)
C君・・台形とひし形の面積
D君・・平行線と面積
E君・・分数の計算の復習
となっている。そんなばらばらの学習も、映像授業などの活用で進めていけるし、効果も大きい。私も、ひとりひとりの学習進度やレベルに合わせた指導を個別にすることができる。中でも、図形の範囲と割合・比の範囲は、中堅私立中学では必出の内容だ。この範囲の基本問題がしっかりと得点できないと、こうしたラインの中学への合格はおぼつかない。当然、繰り返し、繰り返し、そうした学習をさせていくことになる。
午後は「月例テスト」だ。miyajukuでは、カリキュラムを週ごとではなく月ごとに区切っている。あまり「追われる」学習をさせたくないからだ。ただ、月ごとのカリキュラムなので、その分、しっかりと毎月の試験には向かうようにさせている。
あと8カ月。残された時間は多くはない。