父母面談

今日の午前中は父母面談を3件ほどおこなった。

「何か進路についてのご質問はありますか?」
「はい。どこか県立高校に受かってくれれば良いと思っているのですが。」

こんな会話から話がはじまることも多い。確かに、昔は県立高校の数が少なく、難易度的に「県立高校→私立高校」という時代があったこともある。まずは、今の時代の様子を手短にお伝えする。今は、5人に3人は「入試」を経ずに高校に進学していること。どこか受かるところ、という言い方をすれば、その通りの流れになってしまうこと。何にこだわるかがとても大切だということ・・・

「地理が不得手なようで。どうすれば成績を上げられるか・・・」

前にも書いたが、中2で地理の授業をほとんどやらないまま、中3の4月に2週間ほどで地理の学習を終わらせた中学の生徒のお母さんだ。今回の中間試験に30点ほど地理を出題するという。対策のとりようがない。たった2週間で地理のすべての範囲を終え、それを中間の範囲にされても、何を勉強させれば良いのか・・・

「良いんじゃないですか。ここで、定期試験対策として何十時間も地理にあてるよりも、その時間を他教科にまわしてしまって。プリント6枚から出題すると言っているのですから、とにかくそれを信じて、そのプリントを丁寧に学習しておきましょう」

学校の成績にとことんこだわることはない。いつも言っているが、学校成績はあるにこしたことはないが、なければ入試でがんばれば良いだけだ。やるだけのことをやり、結果に拘泥することはない。

本屋においてある受験指導書のたぐいは、建て前の情報しか載せていない。あおらなくて良い部分をあおりすぎている。また、学校説明会等で県立の校長先生が説明する学校目標なども、あくまでも校長の思いであって、実際の学校の様子とはかけ離れている。

県立高校は集まってくる生徒がすべて。

学校を知りたければ、生徒が活動している様子を見るのがいちばんです。

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