易しい問題を繰り返しても・・・
午前中は私立中受験のクラスの算数補習。それぞれのペースとレベルにあわせて個別形式で進めていく。同時に、計算演習も大切な授業内容だ。
こんな問題にたくさん挑戦する。私立中入試としては基本問題だが、こうした計算問題をすばやく、正確に解く力は合格にはとても大切なものとなる。
受験をしない小6生は、学校では「帯分数の混じった計算」はすでに指導要領外となっているので学習しない。「四則の混じった計算」も「3つ以上のかけ算、わり算」も「分数と小数の混じった計算」も学習しない。当然、上記のような問題など「見ること」もなく終わってしまう。
上のような単純な計算だけをひたすらにやるだけだ。はっきり言って、こんな問題を何十問もやったとしても、学力がつくわけがない。易しい問題を繰り返しても力はつかない。つまり、学校の学習内容だけをやっていても力はつかない、というのが現実なのだ。指導要領というのは、最低限の学習内容というものになっている。そして、小学校では、指導要領外の学習は出来ない仕組みになっている。
難易度の高い問題に挑戦し、跳ね返され、それでも挑戦していくことでしか学力はついていかない。残念なことに、小学校の学習というのはそんなものに「なりさがって」いるということ。それをお父さん、お母さんはしっかりと理解しておくべきだと思う。
小学校の勉強はできていたんですけど・・・
塾に問い合わせにこられる中学生のお母さんがよくおっしゃる言葉だ。小学校の学習が出来ていたとしても、それは学力を保証するものではないこと。何度も言うが、それが現実だ。たとえ、中学受験をしなくても、指導要領をこえた問題にどんどん挑戦していく時間を持つべきだ。もちろんmiyajukuでは、受験しない小学生にも、どんどん指導要領外の問題に挑戦させている。