面談月間
まずは高2生。授業が終わる22時ごろにお母さんorお父さんに来ていただき三者で学習について話している。この時期、来春からの文理わけ、選択科目登録などがおこなわれることが多い。具体的な大学受験のイメージを作り上げるときだ。また、高3が受験する来年1月のセンター試験。これを高2段階でもひとつの目標として勉強してもらいたい。高2で数学や英語が7割越えの得点が取れていないと、高3で8割越えは難しい。3か月でセンター得点2割アップの方法はない。1年かけて2割アップの方法があるだけだ。高2のこの時期からが大学受験へのスタートだ、といった意識を持ってほしい。そのための面談にしたい。
つぎは中3生。こちらは前期の成績が出たばかり。やっと具体的な高校名を出しての面談ができる。秋休みを利用してお母さんorお父さんに来ていただき三者で進路相談をする。県立高校第一の生徒は、まずは併願校の決定を急ぐ必要がある。何度も言うが、私立の併願校は12月15日に中学校の先生が、各私立高校に提出する「志願者名簿」に載っていないとダメだ。つまり、その段階で私立併願校の受験は合否も決まってしまうということ。あと2か月しかない。のんびりとかまえている時ではないのだ。各私立高校の基準値もほとんど出ている。この三者面談で1校から3校程度に絞り込んで、11月末の学校の中間成績の伸び次第、という状態にまでしておきたい。県立高校の受験については、願書の提出まで、さらには志願変更の時まで、第一志望を譲らないで頑張っていく。それで良い。
最後に受験の小6生。お母さんorお父さんだけの面談になる。受験クラスの場合は、ほぼ2月に1度は面談を組んでいる。今回は9月に実施した首都圏模試の結果をもとに夏の学習の総括。そして現状の中での合格可能性と志望校の変更が必要かのお話。生徒によっては、かなり力を伸ばしてきて、今までの第一志望は合格が確実なので、さらに上をさぐってみましょう、といったうれしい相談になることも。逆に、このままでは第一志望は厳しいので、もう1ランクさげた学校選択も視野に入れましょう、といった厳しい話になる場合もある。
私は学習塾の大きな役割のひとつは、情報の提供と大きな意味での受験までの流れ作りにあると思っている。同時に、子供たちのモチベーション作りも大切なことだ。そのためにはお父さん、お母さんも巻き込んだ上での体制作りが重要だと考えている。こうした面談を通じて、そうしたいろんなことを実行していきたい。