「靭い心」
いつもの土曜日がスタート。
といっても、今日、明日と私大の入試にのぞむ高3生もいる。 YELL
私立高校の推薦入試の面接もはじまっている。といっても、こっちは合格は決まっているのだから気は楽だが。私立中入試もいよいよ9日後。来週の土曜日で小6生のすべての授業が終わる。何と言っても12歳の小学生。かかえきれない不安を胸に2月1日に向かっていくことになる。
とにかくこの時期、そんな受験生たちが愛しくてしょうがなくなる。そんな子供たちを見守っていくことの出来る喜びを知る毎日だ。
受験を通して子供たちは確実に成長していく。たくましくなっていく。靭く(つよく)なっていく。
私はこの「靭い(つよい)」という文字が好きだ。堀辰雄がその作品の中でつかっている文字だ。もともとは「矢を納めて射手の腰や背につける細長い筒」の「靭(うつお)」という漢字だ。「靱帯」「強靱」という熟語にもつかわれるように「丈夫であり同時にやわらかい」という意味も持つ。
丈夫だが柔軟なやわらかさをもつ。そんな「心持ち」を持つことが私自身の日々の目標でもある。
「靭い心」
あと1か月の後には、受験を終え、そんな心持ちになった生徒たちを見てみたい。