“You’ll Never Walk Alone.”

先ほど銀行に行くついでにコンビニとスーパーをのぞいてみた。ミネラルウォーターはひとつも残っていなかった。その棚の前で、小さな赤ちゃんを抱いたお母さんが途方に暮れていた。1歳未満の赤ちゃんが、継続して1年間接種したとすると健康に害があるかもしれない程度の放射性物質が検出されただけです。ムダな買い漁りは止めましょう! と言いたいです。まずは、小さな赤ちゃんのいる家庭に安全な水をしっかりと届けたいです。みんなで小さな命のことを考えましょう。お母さんって、自分の命を投げ打ってでも赤ん坊を守りたい存在です。そのお母さんの気持ちをみんなで考えてあげたいものです。

昨日の新中3の英語の授業で”You’ll Never Walk Alone.” の話をしました。あのイタリアで活躍している長友選手が、試合のあとに掲げた日の丸の国旗に書かれていたメッセージです。昨日の授業で「私は仙台に来て10年になります。」という英文の穴埋め問題がありました。I ( ) ( ) ( ) Sendai for 10 years.という問題です。何人かの生徒がI have come to Sendai~.という解答を書いたのです。正解はもちろんI have lived in Sendai~.なのですが、日本語の「来る」に引っ張られて「come」になってしまったのです。

言葉は一対一の対応にはなっていない。日本語を英語にするときも、またその逆の時も、何が言いたいのか、ということをしっかりと考えよう、と普段から言い続けています。動詞の使い方は日本語と英語では違うよ、ということもいつも言っていることです。そんな話の中で”You’ll Never Walk Alone.” を例に出しました。「これを何て日本語にする?」と聞くと「あなたは決して一人で歩いていない」という答えが返ってきます。確かにそうだね。この文はね、長友選手が震災の被災者に向けて「君は独りぼっちじゃない」という意味のメッセージとして使ったものだよ。「独りぼっちじゃない」という日本語から「walk」という動詞が想像できる? 「walk=歩く」といった固定したイメージしか持てないと英語は出来るようにならないよ。いや、英語にかぎらずどの教科もだね。

この”You’ll Never Walk Alone.”は古いミュージカルの主題歌だという。今は、各国のクラブチームで歌われているらしい。日本の東京FCでも使われているという。良い歌ですね。簡単な英語ですし、中学生でも十分に理解できるはずです。ここ(PCのみリンク)に歌があります。

♪When you walk through a storm  嵐のなかを進むなら
Hold your head up high  顔を上げて前を向こう
And don’t be afraid of the dark 暗闇を恐れるな
At the end of the storm  嵐の向こうには 
There’s a golden sky  青空が広がっている
And the sweet silver song of a lark  小鳥の優しい歌声が待っている 

Walk on, through the wind  風に向かって進もう
Walk on, through the rain  歩みを止めず 雨にうたれても
Though your dreams be tossed and blown  たとえ夢破れようと 
Walk on, walk on, with hope in your heart  行こう 夢破れようと?行こう 希望を胸に抱いて
And you’ll never walk alone  君は独りぼっちじゃない
You’ll never walk alone♪   君は独りぼっちじゃない

こんなことをきっかけにして、英語に興味を持ち、また、英語と日本語の違いに留意しながら勉強できるようになっていくと良いですね。

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