“You’ll Never Walk Alone.”
昨日の新中3の英語の授業で”You’ll Never Walk Alone.” の話をしました。あのイタリアで活躍している長友選手が、試合のあとに掲げた日の丸の国旗に書かれていたメッセージです。昨日の授業で「私は仙台に来て10年になります。」という英文の穴埋め問題がありました。I ( ) ( ) ( ) Sendai for 10 years.という問題です。何人かの生徒がI have come to Sendai~.という解答を書いたのです。正解はもちろんI have lived in Sendai~.なのですが、日本語の「来る」に引っ張られて「come」になってしまったのです。
言葉は一対一の対応にはなっていない。日本語を英語にするときも、またその逆の時も、何が言いたいのか、ということをしっかりと考えよう、と普段から言い続けています。動詞の使い方は日本語と英語では違うよ、ということもいつも言っていることです。そんな話の中で”You’ll Never Walk Alone.” を例に出しました。「これを何て日本語にする?」と聞くと「あなたは決して一人で歩いていない」という答えが返ってきます。確かにそうだね。この文はね、長友選手が震災の被災者に向けて「君は独りぼっちじゃない」という意味のメッセージとして使ったものだよ。「独りぼっちじゃない」という日本語から「walk」という動詞が想像できる? 「walk=歩く」といった固定したイメージしか持てないと英語は出来るようにならないよ。いや、英語にかぎらずどの教科もだね。
この”You’ll Never Walk Alone.”は古いミュージカルの主題歌だという。今は、各国のクラブチームで歌われているらしい。日本の東京FCでも使われているという。良い歌ですね。簡単な英語ですし、中学生でも十分に理解できるはずです。ここ(PCのみリンク)に歌があります。
♪When you walk through a storm 嵐のなかを進むなら
Hold your head up high 顔を上げて前を向こう
And don’t be afraid of the dark 暗闇を恐れるな
At the end of the storm 嵐の向こうには
There’s a golden sky 青空が広がっている
And the sweet silver song of a lark 小鳥の優しい歌声が待っている
Walk on, through the wind 風に向かって進もう
Walk on, through the rain 歩みを止めず 雨にうたれても
Though your dreams be tossed and blown たとえ夢破れようと
Walk on, walk on, with hope in your heart 行こう 夢破れようと?行こう 希望を胸に抱いて
And you’ll never walk alone 君は独りぼっちじゃない
You’ll never walk alone♪ 君は独りぼっちじゃない
こんなことをきっかけにして、英語に興味を持ち、また、英語と日本語の違いに留意しながら勉強できるようになっていくと良いですね。