高校生の勉強モチベーションの維持

桜が7分、8分咲きです。この週末が満開ですかね。明日は雨のようですが、日曜日は晴れそうです。お花見日和になると良いですね。大きな余震もあって落ち着きませんが、気持ちの切り替えの意味でも「お花見」しましょうさくら

高校生の勉強モチベーションの維持は、中学生よりもずっと難しいです。なぜって、大学入試は高校入試と比べて具体的なイメージをいだきづらいからです。高校入試は、ある意味で普段の学校の学習を丁寧に積み上げていく先にあります。コツコツと積み上げていくこと。積み上げていく先にあるものが手に取るようにわかるわけです。それと比べて、大学入試は普段の学校の勉強と必ずしもリンクしていません。もちろん、学校の成績ともリンクしていません。ここに難しさがあります。

たとえば、学校の英語の学習。多くの公立高校では、リーダーの教科書を中心にした勉強になります。でも、この教科書に出てくる語彙や文法事項の学習ぐらいでは、正直、大学入試センター試験での高得点さえおぼつかないのが実際です。やはり、しっかりとした文法の学習、語彙や熟語の積み上げなど、やらなければいけないことは多々あるのです。でも、そうしたものが本当に大学入試につながっているのか、目に見え得にくいのが現実です。

もうひとつ、自分の通っている高校のレベルも大きく高校生の学習のモチベーションに関わってきます。やはり、そこそこの高校だと、すでに勉強そのものを投げ出してしまっている生徒も多くいます。そんな中で、自分だけが頑張り通す難しさがあります。人は環境の生き物です。どうしても、1日の最も多い時間を一緒に過ごす仲間と自分を比べながらいろいろな判断をさぜるえないのです。

何しろ、高校生の3人に2人は、推薦やAOといった、入学試験をともなわない大学進学を選択する時代です。安易な道へ、道へと、誘いの手は数限りなく高校生たちに伸びてきます。大学入試センター試験さえ受験しない生徒がたくさんいるのです。そんな状況の中、頑張り続けるモチベーションを維持するのは並大抵のことではありません。

逆に言えば、高校生には、大学入試の具体的なイメージを示し続けていく必要があるのです。それが塾の使命でもあるわけです。ここで安直な道を選択してしまえば、あとで後悔するのは自分自身です。それを教えてあげる仕事が私たちには課せられているはずです。さらに、高校生の勉強モチベーションの維持は、高校入試での頑張りと比例していることも確かです。ここで頑張らなかった子。安易に前期選抜を選択した子は、やっぱり大学入試でも頑張りきれないで終わってしまいがちです。

すべてはつながっているのです。

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