受験というのは「チーム家族」での取り組み

今日で冬期講習は終わりです。といっても来週には大学入試センター試験がひかえてますし、明日からは中3生の直前日曜講習がスタートします。私立中学受験までも3週間となっていて、終わった感は全く感じられません。とにかく緊張感を保ちながらこの1か月ちょっとの時間を過ごしていきます。学習塾にとってはもっとも大切な時期です。

この時期、受験生本人へのフォローもですが、その後ろ側にいらっしゃるお母さん、お父さんへのフォローもできる限りしたいと考えてもいます。まずは情報を出来るだけ発信することを心がけています。直前講習などで実施した予想模試の得点や講評もできる限りメール等で送るようにしています。以下はそのひとつの例です。

正月特訓の結果報告です。今日の入試予想模試の結果は、英語41点、数学50点、国語45点、社会40点、理科46点の合計216点でした。志望校である川和高校に合格するためには、△△君の内申点ですと225点前後が必要となります。あと一歩です。問題は社会だということがはっきりしていますね。中でも地理分野に穴があります。ここまでわかっているのですから、あとはやるしかありません。残り44日。しっかりと得点がとれるように猛勉強をしてください。また、今日の英語のように英単語や語句の選択問題でミスをするような細かい穴もしっかりと埋めていってください。

受験はあくまでも生徒本人の挑戦なのだから、親は関係ないという考え方もあるかもしれません。でも、私は、受験というのは「チーム家族」での取り組みが必要だと考えています。こどもにとって親というのはゼッタイの存在です。親が何を考え、何を言うか、その一言がこどもの気持ちに与えるものはとても大きいものがあります。ですから、親はできる限りこどものチカラを客観的に把握しておくべきなのです。親がこどものチカラを把握していれば、こどもも親の言うことに真実みを感じます。

15歳ともなると、親とのコミュニュケーションがとりにくい場合もあるかと思います。面談で「まったく話してくれない」といったお母さんの話を聞くことも多いです。でもコミュニュケーションは言葉だけではありません。親が自分のことを知ろうとしている。気にしてくれている。それをこどもは必ずわかっているはずですし、そこに愛情を感じているはずです。「うざい」と思われるぐらい関わってあげて良いのだと思います。それは過保護というのとは意味が全く違います。

親と子がいっしょに受験を突破する。家族が一丸となって受験にむかっていく。そんなイメージの中で学習塾がどんなお手伝いが出来るか。そんなことをこの時期は考えたいと思っています。

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