今時の大学入試
明日と明後日は保護者会です。昨日と今日はその資料づくりでした。先ほどやっと終わりました
明日の土曜日は高校生とその保護者対象の説明会です。今時の大学入試の常識と、御父母の方の常識の違いをまずはしっかりと修正するところから話ははじまります。ざっくりと違いは2点あります。
ひとつは、今時の大学入試は一般試験よりも推薦試験の方が多いということです。
赤い線が私立大入試にしめる一般試験入学者の割合です。50%を切っています。首都圏だけでいうと40%を割っています。他は、指定校推薦、公募推薦などの推薦利用とAO入試利用です。推薦入試利用が40%、AO入試利用が10%というところです。
すでにここまでで御父母の方の頭には ? ? ? がいっぱい浮かびます。公募ってなに? AOってなに? ということです。また、まともなAOとまともでないAOがある、なんて話をし始めると、もう頭が爆発です。一般入試も、センター利用だの、全学部統一だの、といくつもあります。とにかく複雑ですし、そのへんを明日はしっかりとわかっていただきます。
もうひとつは、大学はとにかく入りやすいということです。いってしまえば、入りたいという意思とお金さえあればどこかには入学できる、ということです。どんなへっぽこ高校でも、生徒ひとりにたいしていくつでも推薦はある、ということです。
定員を割っている大学の割合と数の年度別グラフです。二百数十校、40%をこえる大学が定員を割っているのが現実です。定員を割っていれば基本的に誰でも入学できます。
こうした現実をまずはしっかりとわかった上で大学選択をすべきなのです。お父さん、お母さんが18歳だった時とは全く違う現実が目の前にあること。自分の常識とは違うんだということ。そこからスタートです。