厚木高校 その2
今春の大学進学実績です。東京大学/2名、東京工業大/10名、北海道大/2名、東北大/3名、筑波大/6名、千葉大/4名、東京農工大/2名、一橋大/2名、横浜国大/20名、京都大/2名、首都大学東京/23名、青山大/72名、慶応大/48名、上智大/56名、中央大/78名、東京理科大/53名、明治大/112名、早稲田大/101名。
この3年間の推移は右肩上がりです。とくに国公立大への進学者が今春は100名を越えていて、校長先生は150名を目標としたいとおっしゃっていました。立派な実績です。県内では湘南、翠嵐のツートップに次ぐ実績です。創立110年をこえる伝統校らしい実績ともいえるでしょう。
今春からSSH〈スーパーサイエンスハイスクール〉に指定され、今まで以上に理科系科目の教育が充実していくようです。ヴェリタスという授業が3年間必修となっていて、グループごとに研究テーマを決めてそれを年間を通じて探求していくとのこと。最終的には英語でのプレゼンテーションを実施し、英語での質疑応答もおこなうようです。
東工大、横国大、理科大などの先生の授業も随時おこなわれ、探求活動のプレゼンではそれらの大学の留学生たちも参加して国際色豊かな成果発表会も計画中とのこと。すごいですね。校長先生がこんなことをおっしゃいました。「陸の上でいくら泳ぐ練習をしてもしょうがない。プールに入ってもがいているうちに泳ぎ方は身につく。英語だって使わなければ身につくことはない」
そうですよね。科学的なリテラシーを学びつつ、そのアウトプットを英語でおこなう。間違えたっていいんです。とにかく試行錯誤して英語を使ってみる。成果発表の場を見てみたいと思いました。学校という場が生徒たちを鍛えてくれるところとしてしっかりと機能しているのが良くわかりました。SSHは5年間の認可です。少なくとも来春の入学者もこうした授業を受けられるわけです。
スピーディーな授業展開、ということも校長先生が繰り返されていたことです。教科担当の先生がストップウォッチをもって授業にのぞむこともあるとのこと。ダラダラと説明ばかりの授業ではなく、演習もしっかりとおこなう。しかも、その演習も時間を区切って手際よく。そんなことを校長先生がおっしゃる県立高校はめったにありません。
いずれにしても厚木高校に入学した生徒は、いろいろな意味で高度な教育を受けられることは間違いないようです。文化祭、体育祭もさかんなようですし、部活動も活発に活動している様子です。miyajuku周辺校の中では、ダントツに「推し」の高校であることは間違いありません。目指したい学校ですね