神奈川県立 厚木高校 を訪ねてきました
今日は「県立厚木高校 http://www.atsugi-h.pen-kanagawa.ed.jp」を訪問してきました。対応していただいた副校長の樋口先生、校務多忙の中、詳しく学校のことをご説明いただきありがとございました。
厚木高校は116年の歴史を持つ伝統ある学校で、平成30年4月には県内4校の「学力向上進学重点校」のひとつに指定されています。今春の大学進学実績は以下の写真資料の通りです。
国公立大への進学者の伸びがすごいですね。平成27年にくらべて+50%。人数としては「横浜国立大/28名」「首都大学東京/24名」と地元の国公立大の数が多いです。中堅の国公立大に進学する生徒の層が厚いのが厚木高校の最大の特長だといって良いかもしれません。
今日の副校長先生のお話でも強調されていましたが、授業を大切にする指導、が厚木高校のモットーでしょう。70分の5時間、2週間カリキュラム。その中でアクティブラーニングなども積極的に採り入れて、生徒が主体的に学ぶ授業を作り出す。miyajukuにも厚木高校の生徒がいますが、とにかく「しっかりと勉強をさせる」県立高校としては県内最右翼だと思います。
進路指導についても、年間4〜5回の模試を実施し、その模試の振り返りを実施し、必要に応じて個人面談をおこなっていく。指定校推薦ではなく、一般入試で志望校の合格を勝ち取ろうという指導も徹底しているようです。文理選択別は、理系が56%、文系が44%で、平成25年から5年間SSHに指定されていた流れがあるのかもしれません。
部活動をはじめとした学校の活動も盛んで、戸陵際と呼ばれる、夏前の体育祭と秋の文化祭は、とにかく大盛り上がりするとのことでした。何ごとにも全力投球し、高校生活3年間を燃えた毎日にする、そんな生徒たちの姿が浮かび上がります。
すばらしい学校だと思います。県内4校しか指定されていない「学力向上進学重点校」ですが、やはり他の進学高と比べると「頭ひとつリード」している、という印象を強く持ちます。目指したい学校ですね。
来春の入試ですが、説明会等の来場者数はそれほどかわらないとのことでした。先日の全県模試での志願者傾向は「第1志望8%増、全体で4%増」でした。進学重点校に指定され、県央、県西地区だけでなく、小田急線で通える相模原、川崎、横浜方面からの受検者はやはり増えるのではないでしょうか。
来春入試での「内申、入試、面接、特色」の割合は「3 : 5 : 2 : 2」で、2次選考は「入試、面接、特色」で「8 : 2 : 2」です。今春入試での倍率は1.22倍。毎年それほど変わらない倍率です。面接は全員に100点がつき、ほぼ差はつきません。今日の副校長先生の言葉でも「厚木高校のことをわかってくれていて、厚木高校で勉強したいという意思がわかればよい」とのことでした。全県模試調べで、今春の合格者の平均内申点は126.3点、入試得点は431.1点。
最後に、校舎は古いですが、トイレは改修されたばかりできれいだとのこと。また、サッカーと野球と陸上が同時にできる広いグランドや二つの体育館があることも付け足しておきます。