神奈川県立 秦野高校 の授業見学に行ってきました
今日の午前中は「県立秦野高校」の授業を参観させていただきました。
神奈川県私塾協同組合の高校訪問で、先日、秦野高校を訪問させていただいた時、校長先生が「ぜひ、授業を見に来てください」とおっしゃっていただいたのが今日の授業見学につながりました。校長先生の「塾も学校も子どもたちを育てる、という共通の場に立っているのですから」という広い考えには頭が下がります。
今日の素直な感想として 衝撃 でした。
とくにつぎの2点で「びっくり」でした。
生徒がとにかくまじめに授業に取り組んでいる姿
先生方の授業の迫力とそのしっかりとした授業準備
今日、見学させていただいた授業は以下のようなものでした。
3年生の物理研究 → 3年生の数学Ⅲ → 1年生の地理 → 1年生の英語表現 → 2年生の世界史 → 2年生の数学Ⅱ → 2年生の数学B → 1年生の英語ALT授業
まず、当たり前なのでしょうが、3年生の授業は「もくもく」と問題に取り組み、鉛筆の音が教室中に響いている、といった様子でした。なんだか鬼気迫る雰囲気がありました。いやぁ、圧倒されました。
1年生の地理の授業は、秦野高校がICTの利活用授業推進校に指定されていることもあり、特色のあるものでした。生徒ひとりひとりが Chrome Book のパソコンを持ち、グループごとに担当単元を決めて、ヨーロッパの地理の試験対策動画を作る、というものでした。作った動画はサーバーにアップして、みんなのスマホで共有出来るというもの。
英語表現の授業も指示はほとんど英語でおこなわれていました。世界史の授業も良かったですね。思わずわたし自身が身を乗り出して聞いてしまう授業でした。あの授業なら生徒も集中して聞くはずです。2年生の数学の授業も、クラスのすべての生徒が授業に向かっていました。もちろん寝ている生徒なんかひとりもいませんでした。
1年生の英語のALTの授業も楽しそうでした。グループを作りなさい、という指示ですぐにグループを作り、お互いに相談しながら課題に向かっていました。黒板に「Don’t use cellphone today.」の文字があったということは、ふだんはスマホを使っての調べ学習もある、ということですね。実際、数学の授業では、みんな自分のスマホで計算をしていました。
自分が高校生の時、あんなにしっかりと授業にむかえていたかな、と思うと、秦野高校の生徒たちには頭が下がるばかりです。また、どの先生も、きっちりと授業を作り上げていたのにもびっくりでした。あの濃い授業を1日受けたら「ぐったり」してしまうだろう、とさえ思えました。
校長先生は繰り返し「この子たちは部活や学校行事で忙しいんです。だから、授業できちんと勉強するんです」とおっしゃっていましたが、なるほどそんな様子がよくわかりました。秦野高校。まじめにコツコツと学習し、部活や学校生活にもしっかりと取り組みたい生徒には本当にお薦めの学校です。