県高校入試の面接について
神奈川県の公立高校入試では受験生全員に面接が課せられています。もちろん得点化され、合否にかかわってきます。ただし、miyajuku周辺校では、面接点で差をつけていないところが多いことも事実です。
いくつかの高校の先生は、生徒たちが3年間積み上げてきた学校成績や入試の得点を、わずか10分程度の面接でひっくり返すようなことはできない、というようなことをおっしゃいます。その通りだと思います。
差がつかないと同時に、県高校入試の面接は、一般的な面接とちがっています。中学校では「ごく普通の面接」ととらえたような面接指導をされていますが、それはかえって子どもたちに間違ったイメージを植えつけかねません。なにが違うのかを簡単にまとめます。
* 前もって各高校から出されている「観点」にそっておこなわれます。また、点数も開示されるので、かなり透明性の高いものになっています。観点は以下の共通観点と各高校の「観点」があります。 → http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/h31/documents/001_kijunhyo.pdf にまとめられています。観点以外では評価はされません。極端な話し、面接の態度にチェックがついていない高校の面接では、態度は評価されないということです。
共通観点 入学希望の理由 中学校での教科等に対する学習意欲 中学3年での教科等以外の活動に対する意欲
* 評価のポイントは「未来」であって、「過去」でないことも共通です。高校に入学後、学習をどう頑張りたいか、部活動や生徒会活動にどう意欲的に取り組もうとしているか、将来のことをどう考えられているか、などという点が評価される、ということです。中学校で何をしたかを話すとしても、必ず、それを高校でどうつなげるか、という話しをすべきだということです。
面接では、「貴校が」などと使い慣れない言葉を使い言いたいことの半分もいえないよりも、「この学校が」と普通の言葉遣いをし、自分が高校に入学してからのイメージをどんどん話した方が良いです。キーワードはとにかく「未来」です。
進学工房さん調べによる面接で差がつかない学校と差がつく学校の一覧です
面接で差がつかない学校 湘南、厚木、光陵、横浜平沼、海老名、新城、多摩、小田原、市立横浜商業(国際)、横浜栄 、二俣川看護衛生 など
面接で差がつく学校 平塚江南、川和、相模原、市ヶ尾、川和、相模原、荏田、菅、湘南台、藤沢清流、厚木北、大和南、藤沢工科、神奈川総合産業 など
いずれにしても、まずは14日の学力検査に全精力を注ぐことです。面接のことは横に置いておきましょう。まったく考えなくて良いです。とにかく14日。すべてはその一日で決まります。