模試の結果の見方について。もうひとつ上を目指しましょう!
3月の末に実施した「全県模試」の結果がもどってきました。新中3と新中2が受験したものです。この模試の目的は、1年間の最後に、学校成績と模試の結果を合わせた状態で自分の位置をしっかりと把握することでした。
県高校入試は「内申+入試+面接+一部の学校は特色」で合否が決まります。子どもたちも保護者の方も、ふだんは「学校成績(内申)」の部分にのみ注意がいってしまい、どうしても「入試(実際の学力))には目がいかないというか、見えていないことが多いです。そうした意味で、1年の最後に「しっかりと自分の実力を総合的に見極めよう」という目的の模擬試験でした。
さて、もどってきた帳票のどこに注目して欲しいか、ということです。今回の受験者のある新中3生のものです。右側の表をみてください。縦軸が内申(学校成績)で横軸が入試(今回の模試の成績)です。オレンジで塗られている中が1次合格(内申と入試の総合成績)ラインで黄色で塗られたところが2次合格(入試だけでの選考)ラインということになります。自分の位置は赤い印で、白い印は以前の模試との平均の自分の位置です。
この生徒は赤い印がオレンジラインの線上で、黄色いラインもちょうど線上にあります。今回の模試結果から考えると合格可能性は75%となっていますが、あと一歩で十分に合格できるところまできている、ということです。しかも、白い位置よりも右に来ているので、実力も伸びてきている、ということになります。柏陽は進学重点校なので特色検査もあります。このあとは、その対策もふくめてしっかりと学習を進めていけば合格に近づくだろう、と帳票から読み取れるわけです。
もうひとり。新中2の生徒のものも。新中2は学習内容がまだまだうすい中での模擬試験です。どの教科も本格的な学習は中2から、ともいえます。そんな中での今回の模試結果ですが、それでも、現状の自分の位置を把握することは十分にできます。この生徒もオレンジの位置、黄色の位置ともに十分に厚木高校の合格ラインに入っていて、しかも白い印よりもちょっとですが右に動いています。実力もつけてきている、ということです。厚木高校も進学重点校なので特色検査があります。2年のうちから少しずつその対策も進めていけば、しっかりと合格できるはずです。
こうして志望校を書ける生徒の方が、そうでない生徒よりもしっかりと学習しています。やはり目標が定まっている強さ、ということです。何も柏陽や厚木でなくても良いのです。海老名や座間、大和西など、自分の「行きたい高校」をしっかりと見つけましょう。と同時に、今回の模試で感じたのですが、自分の実力を過小評価している生徒が多いです。オレンジや黄色の右上の方に自分の位置があるのです。もうひとつ上、さらにひとつ上を目指しましょう。
春です。ここから1年。自分のチカラを信じ、しっかりと伸ばしていく、伸ばしてみせる、という覚悟を持ちたいです。一緒に頑張っていきましょう。miyajukuはみんなのチカラをしっかりと伸ばす後押しを惜しみません。