ゴールデンウィークはお子さんとたくさんの時間を共有しましょう
そろそろゴールデンウィークですね。今年は暦の上では10連休です。皆さんの家庭ではどんな予定を組まれているのでしょうか? やっぱり子どもたちは部活動で家族で行動することは不可能なのでしょうか。部活動の活動基準などが国や県、市で策定され、以前ほど「休みになったら朝から晩まで部活動」ということはなくなったように思えます。
以前であればバドミントンやテニスなどの個人的な競技でも、数人しか試合にでないのに部員全員が強制的に参加させられる、なんてことがありました。今ではそうしたこともなくなり、試合にでるメンバーだけが会場に行く、という形に変わってきているようです。よいことだと思います。
いつも言っていますが、これからの時代は「ひとつのことに精を出す」のではなく、「いろんなことに挑戦していく」姿勢が大事になってきます。部活動もよいです。でも、それは、中・高生の様々な活動の「ひとつ」であるべきです。それだけで毎日を塗りつぶすようなものであってはいけないと思います。もちろん、この連休中も、部活動だけでなく様々なことにチャレンジしていく時間をもって欲しいです。
また、子どもが育つのは「家庭」です。家族の中で子どもは育っていきます。せっかくのたっぷりの時間です。家族で何かを共有できる時間を持ちましょう。親にとっても子どもにとっても、このゴールデンウイークの時間は二度とないものです。また、こうした時に作られた家族の時間は、子どもさんとの大切なコミュニケーションの基礎になります。学校のこと、進路のこと、将来のこと・・・ いっぱいお話をしてください。
勉強しなさい、と言わなくても自分から勉強する子は、親とのコミュニケーションがしっかりととれている子どもさんでもあります。せっかくの機会です。新緑の中をハイキングしながら、一緒に温泉につかりながら、自転車に乗りながら、美術館で絵画を見ながら、一緒に映画を観ながら・・・ とにかく時間をたくさん共有してください。数学や英語の勉強をするより、ずっとずっと大事なことを子どもたちは学ぶはずです。
できれば、ゴールデンウィーク中は、スマホを見る時間はすくなくしたいですね。実体験として、目で見て、手でさわって、匂いをかいで、いろいろと体験をして感性を磨くというか、そんな時間をたくさん持ちたいです。良いゴールデンウィークにしてください。